TUBE、コブクロ、絢香、Superfly、CHEMISTRY、the brilliant greenなど。日本を代表するアーティストを発掘、J-POP史に燦然と輝くヒット曲を連発した、伝説のA&Rマン/音楽プロデューサー、吉田敬。いちからその才能を見出し、数多くのアーティストをトップまで成長させた吉田敬は、どんな人物で、どのようにアーティストと関わり、成長させ、どのようにヒットを生み出したのか。吉田敬との交流のあった様々な人物に取材。書籍『「桜」の追憶 伝説のA&R 吉田敬・伝』はblueprintから2月2日発売
■『「桜」の追憶 伝説のA&R 吉田敬・伝』
黒岩利之 (著)
<内容>
TUBE、コブクロ、絢香、Superfly、CHEMISTRY、the brilliant green……。日本を代表するJ-POPアーティストのミリオンヒットを連発。いちからその才能を見出し、数多くのアーティストをトップまで成長させた、稀代の音楽プロデューサーであり伝説のA&Rとして音楽業界にその名を轟かしているのが吉田敬である。2010年10月7日に48歳という若さでこの世を去ってしまったが、彼が関わった数々の名曲は色褪せることはなく、現在でもJ-POPシーンに燦然と輝き続けている。
吉田敬とはどんな人物で、どのようにアーティストと関わり、成長させ、どのようにヒットを生み出したのか。吉田敬のもとで数々の仕事をこなし、近くでそのA&Rとしての姿を見ていた黒岩利之が、出会う前からの話や、音楽やテレビ業界など、吉田敬との交流のあった様々な人物に取材。足跡を辿り、業績を顧みることで、音楽メディア全体、それに音楽業界人がさらにもう一歩前に進むためのヒントを掴むための渾身のノンフィクション。
吉田敬(よしだたかし)1962年5月13日生まれ。1985年、慶応義塾大学卒業後CBS・ソニーレコード(現:ソニー・ミュージックエンタテインメント)に入社。販促・宣伝畑を歩み、タイアップ担当として数々のドラマ主題歌や番組のテーマソングを獲得し、頭角を現す。1997年に「Tプロジェクト」を立ち上げTUBEのミリオンヒットに貢献。その後、the brilliant greenなどをトップアーティストに育て上げ、2000年38歳で分社化して誕生したデフスターレコーズの代表取締役に就任、CHEMISTRYをブレイクさせた後、2003年に外資系レコード会社ワーナーミュージック・ジャパンに電撃移籍し、代表取締役社長の職に就いた。コブクロ、絢香、Superflyを次々とブレイクさせ、業績を飛躍的に伸長させる。自らが先頭にたってヒットプロジェクトを牽引する伝説のA&Rマンというのが、音楽業界内に認知されている彼のプロフィールだ。そして2010年10月7日、48歳という若さでこの世を去った。
<目次>
プロローグ
第1章 慶應志木時代
第2章 ソニーミュージック若手時代の吉田敬
第3章 吉田敬タイアップ伝説
第4章 スタッフ大量離脱の危機を救え! ~Tプロジェクトの誕生
第5章 ミリオンヒット2連発を達成
第6章 デフスター誕生
第7章 一瞬のためなら、一生生きられる ~ワーナーミュージック・ジャパン時代の吉田敬
第8章 再会がヒットの連鎖を生む
第9章 有言実行のヒットメーカー
エピローグ
<著者について>
黒岩利之:ソニーミュージック、ワーナーミュージックジャパンの宣伝畑を歩み、老舗音楽事務所スマイルカンパニーの代表を務めた後、独立。この春、合同会社デフムーンを設立。宣伝コンサルタント業を営みながら、新人アーティストの発掘・プロデュースを行っている。