ニッティー・グリッティー・ダート・バンド、フェアウェル・ツアー発表

米カントリーロックバンドのニッティー・グリッティー・ダート・バンド（Nitty Gritty Dirt Band）は、フェアウェル・ツアーの開催を発表。60年近くにわたってツアーを行ってきた彼らですが、大規模なツアーは今回の＜ALL THE GOOD TIMES: The Farewell Tour＞が最後だという。このツアーは3月21日にケンタッキー州からスタートし、9月14日にミズーリ州カンザスシティで終了する予定です。

以下、バンドの声明より

「グラミー賞を3度受賞したニッティー・グリッティー・ダート・バンドは60年近くにわたり、その最高の音楽性と不朽のヒット曲“Mr.Bojangles”“Fishin' In The Dark”“An American Dream”などで観客を楽しませてきた。そして今、アメリカン・カントリーとルーツ・ミュージックの聖火をともし続けてきたバンドが、そのキャリアを通じて旅してきたハイウェイや小道に“さようなら”と言う時が来た。

2024年3月21日、ダート・バンドは伝統的に予定されてきた最後のツアー＜ALL THE GOOD TIMES: The Farewell Tour＞の最初の日程をスタートさせる。心配する必要はない。これは永遠の別れではない。しかし、マザー・メイベル・カーター、ドク・ワトソン、アール・スクラッグス、エミルー・ハリス、タジ・マハール、レヴォン・ヘルム、その他多数のアーティストをフィーチャーした『Will The Circle Be Unbroken』シリーズを率いたグループが、複数都市を巡るツアーや長距離バスで移動する姿をファンが目にするのはこれが最後になるだろう。

“『All The Good Times』は我々のキャリアを完璧に表現している”とバンドは今週、声明で述べている。“世界中のダート・バンド・ファンのために音楽を演奏することは、僕らにとって信じられないような経験となった。その中で最も重要なのは、オーディエンスとのつながりだ。その美しい共同体のギブ・アンド・テイクは、他にはないものだ。それこそが、お別れツアーに向かう僕たちが祝うべき精神なのだ。皆に会えるのを楽しみにしている。きっと楽しい時間を過ごせるだろう”」