イーグルス(Eagles)の
ドン・ヘンリー(Don Henley)は軍用車両の収集が趣味だという。
スーパー・ファーリー・アニマルズ(Super Furry Animals)が1990年代に購入してプロモーションやフェスティバルなどで使用していた戦車を、ドン・ヘンリーが買い取っていたことが明らかにされています。
スーパー・ファーリー・アニマルズの
グリフ・リース(Gruff Rhys)は英ガーディアン紙の企画で、ファンからさまざまな質問に答えています。そのひとつに「戦車はどうなったの?」という質問がありました。
スーパー・ファーリー・アニマルズは、1996年アルバム『Fuzzy Logic』からシングルカットされた「If You Don't Want Me to Destroy You」のプロモーションの際、その予算を費やして戦車を購入。バンドは戦車を青に塗装し、音楽フェスティバルに到着するために使用したりしました。
リースは質問にこう答えています。
「クリミナル・ジャスティス・ビル(英国の刑事司法および公共秩序法)が成立した後、サウンドシステム(移動式の音響設備)が没収されるようになったので、僕らはそれを戦車の中に入れた。戦車は高速道路では違法だから、(フェスの会場の)野原に停めるために便宜を図ってもらわなければならなかったんだ。(1996年の)レディング・フェスティバルにトラックで持って行ったら、セカンド・ステージよりうるさいと苦情が来たよ。最終的に、軍用車両を集めているイーグルスのドン・ヘンリーに売った。彼は(僕らの)バンドにはまったく興味がなく、SFAのロゴをミリタリーカラーに塗り替えさせたんだと思う。僕たちは空母の上でフェスティバルを開催したりしたいと思っていたんだけど、そのためにはプラチナ・セールスを記録するアルバムが必要だったんだ」
スーパー・ファーリー・アニマルズは2016年を最後に活動休止が続いていますが、再開して通算10作目のアルバムをレコーディングすることはあるのか?とも尋ねられています。
「十進法の文化なんだけど、特に計画性もなく9枚しか作れなかった。“9”は21世紀にふさわしいフレンドリーな数字のようだね。ルービック・キューブにうまくはまる。(新作は)絶対にないとは言わないけど、予定はない。最後にリユニオンしたのは『Mwng』のリイシュー・ツアー(2015年)で、それはとても楽しかったけど、それをそのまま放っておくと、リアルタイムで過去を追体験することになり、とても奇妙な存在になってしまう」