元
スレイヤー(Slayer)のギタリスト、
ケリー・キング(Kerry King)がソロ・デビュー・アルバムを2024年夏にリリースします。英Metal Hammer誌の新しいインタビューの中で、まもなく完成するという新作についていくつかの詳細を語っており、彼はこのプロジェクトは“スレイヤーの延長線上にある”と強調しています。「これは間違いなく(スレイヤーのラスト・アルバム)『Repentless』に続くものだと思う」
「スレイヤーの続きなのか、それとも別の方向に向かっているのか?」と尋ねられたキングは次のように話しています。
「もし何か違うことに挑戦するとしたら、その時だと思う。でも、違うことをしたいとは思わない。もしスレイヤーに参加していなかったら、俺はスレイヤーのファンだったと思う。だから、スレイヤーの延長線上にあると思うし、多くの人が次のアルバムになったかもしれないと思うだろうね。おそらく80%はそうなっていただろうし、もしかしたら、このアルバムとまったく同じ内容になっていたかもしれない。俺の目には、これは間違いなく『Repentless』の延長線上にある作品だと映っている」
またアルバムの内容については、こう話しています。
「速い曲もあるよ。今までで一番速いというわけではないが、かなり速いものをいくつか作った。確かにすさまじいスピードが出ているが、ヘヴィなものもある。パンキーなものもあるし、ドゥーミーなものもある。俺らの歴史の中でやってきた音楽のあらゆる側面が、このアルバムには詰まっていると思う。
一番スローな曲は(『Repentless』の曲)“When The Stillness Comes”に似た雰囲気を持っている。あの曲は本当にクールで不気味だった。それから、スコーピオンズの“Animal Magnetism”と“Hell Awaits”の“チャグ”を掛け合わせたような曲を書こうと思っていたんだ。この曲はかなり早い段階でできた。あの曲はとても気に入っている。どの曲も好きだけど、あの曲は確かに雰囲気が違うね」
キングはアルバムに参加しているミュージシャンの素性は明かしませんでしたが、アルバムに参加している全員がライヴ・バンドにも参加する予定だとも述べています。
【update】
別のインタビューの中で、アルバムのプロデューサーにはジョシュ・ウィルバーを起用していると話しています。