ニューエイジ・ミュージックのパイオニア、ヤソス（Iasos）死去

ニューエイジ・ミュージックのパイオニア、ヤソス（Iasos）が死去。Pitchforkによると、ヤソスのプロデューサーであり友人であるカルロス・ニーニョが訃報を伝えており、1月6日に亡くなったという。死因は報じられていません。ヤソスは77歳でした。

ヤソスはギリシャで生まれ、主にニューヨーク北部で育った。幼少期にピアノとフルートを習い、コーネル大学で文化人類学を学んだ後、カリフォルニア州マリン郡に移り住んだ。若い頃にスムース・ジャズ・バンドで演奏した後、彼は印象派の作曲家やサイケデリック・ロッカーからインスピレーションを受け、1975年のデビュー作『Inter-Dimensional Music Through Iasos』を発表。スピリチュアルで型にはまらないインストゥルメンタル・ミュージックのスタイルを確立。同年、友人のスティーヴン・ハルパーンの『Spectrum Suite』でフルートを演奏。この2枚のアルバムによって、後にニューエイジ・ミュージックと呼ばれるようになるジャンルの基礎が築かれた。

彼は自分のサウンドを「パラダイス・ミュージック」と呼び、異なる次元や存在の次元から音をチャネリングしていると主張した。臨死体験に関する1989年の研究によると、臨死体験を経験した人々は、ヤソスの1978年のトラック「The Angels Of Comfort」が、その体験中に聴いた音楽とよく似ていると答えたという。

ヤソスはそのキャリアで何十枚ものアルバムをリリースし、生涯の終わりまで活動を続けた。最新作は9月にリリースされた『The Garden of Salathooslia』だった。