トニー・アイオミ愛用ギター“オールド・ボーイ”製作　伝説的ギター職人ジョン・ディギンズ死去

トニー・アイオミ（Tony Iommi）愛用ギター“オールド・ボーイ”SGの製作や、カスタム・ギター＆ベースのブランド「Jaydee Custom Guitars」で知られる、イギリスの伝説的ギター・ルシアー（職人）、ジョン・ディギンズ（John Diggins）が死去。Jaydee Custom GuitarsがSNSで明らかにしています。

以下、声明より

「ジェイ・ディー (ジョン・ディギンズ) の悲しい逝去をお知らせしなければならないのは、非常に残念です。彼は1月2日（火）の朝、長期にわたる闘病の合併症のため、病院で突然、しかし安らかに息を引き取りました。彼を知るすべての人、特に妻のヘレン、息子のマイケルとアンドリュー、孫のジェイクとトビーに惜しまれることでしょう」

ジョン・ディギンズは1960年代に、伝説的ギター・ルシアーのジョン・バーチとチームを組み、ロックンロール界の大物たちの楽器を製作。有名なところでは、ディギンズはブラック・サバスのトニー・アイオミの最も有名な楽器のひとつである“オールド・ボーイ”を製作しています。またディギンズとバーチは共にギーザー・バトラーのためにカスタムメイドの楽器も製作しています。

やがてディギンズは自分の道を歩み始め、Jaydee Custom Guitarsを立ち上げます。このブランドのもと、ディギンズはAC/DCのアンガス＆マルコム・ヤングのギターも製作しています。

訃報を受け、トニー・アイオミやレベル42のマーク・キング（Mark King）が追悼コメントを発表しています。

■トニー・アイオミ

「昨夜、JDの奥さんから、俺の旧友であるジョン・ディギンズが亡くなったと聞いて、大変なショックを受けた。彼は俺にとってとても大切な友人で、70年代からの付き合いだった。彼は長年にわたって俺のためにたくさんのギターを作ってくれたし、自分の仕事を愛する素晴らしい職人だった。彼がいなくなるのは寂しいが、忘れ去られることはないだろう。彼の奥さんと家族に深い哀悼の意を表します。R.I.P. ジョン」

■マーク・キング

「彼のルシアーとしての才能と、僕が最初のベースを見つけようとしていた時の彼の優しさに、僕はジョンに一生恩義を感じなければならないだろう。ジョン、良い夢を」

What a terrible shock to hear from JDs wife last night that my old pal John Diggins had passed away! He was a very dear friend to me and we’d known each other since the 70s. He’s built many guitars for me over the years and he was a superb craftsman who loved what he did. He will… pic.twitter.com/XDopY4c8i1

— Tony Iommi (@tonyiommi) January 3, 2024