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マイケル・シェンカー「Vを探し求めたのではなく、Vが俺のところにやってきたんだ」

2024/01/03 21:37掲載
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Michael Schenker
Michael Schenker
マイケル・シェンカー(Michael Schenker)と言えば、ギブソン・フライングV。昔から「V」が好きだったわけではなく、10代の頃、学校でギターを作ったときはV字型ではなかったという。シェンカーは「Vを探し求めたのではなく、Vが俺のところにやってきたんだ」と、『The Flying V Documentary』の最近のインタビューで中で語っています。

「学校で、木で何かを作る課題があったんだ。俺は14歳だった。作ろうと思ったのはギターだった。どんな形だったと思う? 三角形だよ。Vを探し求めたのではなく、Vが俺のところにやってきたんだよ」

シェンカーは、フライングVに初めて触れるまで、レスポールを弾いていました。

「レスポールを弾くのが大好きだった。ジミ・ヘンドリックス、レスリー・ウェスト、ウィッシュボーン・アッシュのアンディ・パウエル、そしてジョニー・ウィンター。みんな素晴らしいギタリストだった。俺が知っている中でVを弾いていたのはルドルフ・シェンカーだけで、彼はギターの弾き方を知らなかったし、持ち方さえも知らなかった。

スコーピオンズのファースト・アルバム『Lonesome Crow』の(ブックレットの)どこかの写真で彼はフライングVを持っている。俺は金髪でレスポールを持っている。ルドルフはギターの持ち方さえ知らなかった。まぬけに見えた」

フライングVを初めて弾いた時のことを思い出しながら、シェンカーはこう言っています。

「フランピーというバンドのオーディションを受けた時、レスポールをロッカーに忘れた。15歳の時だった。2度目は弦が切れて、もう終わりに迫っていたので、ルドルフにギターを貸してもらったんだ。そのギターで、そういった2つの経験をした。そのギターは、俺が思い描いていたサウンドにとてもよくマッチしていた」

シェンカーはその後、自身のアンプを使った方がいいサウンドだという結論に達した後、ルドルフからそのギターを買い取ったと話しています。