ナッシュビルの楽器店で40万円以上のエレキギターを壊れたアコースティックギターとすり替えて盗んだ事件発生

ナッシュビルの楽器店で、3,000ドル（約43万円）のエレキギターを、壊れたアコースティック・ギターとすり替えて盗んだ事件が発生し、地元警察は捜査しています。

被害にあった楽器店はナッシュビル・ニュー＆ユーズド・ミュージック。防犯カメラには男の犯行の様子が映っていました。

男は、壊れたアコースティック・ギターが入ったギグバッグを背負って店に入ってきます。男は修理を依頼しますが、店の修理技術者は昼休みのため外出していました。男は待っている間、店内を見て回ると言い、そして、店内で、その壊れたアコースティック・ギターを高価なグレッチ・エレクトリック・ギターをすり替えて、店を出ます。

警察は、この男には共犯者がいて、男がすり替えている間、店員の注意をそらすためのおとり役をしていたと考えています。また事件の発生のタイミングからして、事前に計画されていたものと考えられています。

問題のギターは、2022年5月にリリースされた「Gretch G 6229 TG Players Edition Sparkle Jet in Ocean Turquoise Sparkle」。

同店はSNSにて事件を報告。犯行時の映像と共に、こう投稿しています。

「悲しいことに、今日この Gretsch G6229TG Limited Edition Jet in Ocean Turquoiseが何者かに盗まれてしまいました。どうやって？　男は忙しい時間帯に、ギグバッグに入ったボロボロのレコーディング・キング・パーラー・ギターを持って店に入ってきて修理技術者を頼んだ。担当はランチに出かけていた。男は店内をぶらぶら見て回ると言って、奥まで歩いて行き、バッグを置き、グレッチを手に取ってすり替えて、すぐに店を出て行った。このギターを見かけた方、あるいは何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、DMをお願いします」

この事件は地元のニュース番組でも報じられています。同店のマネージャーであるライアン・シュレイダーによると、残されたアコースティック・ギターは「ゴミのようなもの」で、そのギターには弦がなく、大きな壊れていたという。

マネージャーは「かなり大胆な行動だが、それほど驚かなかった。残念だけど、こういうことはあるんだ。およそ8割は、このようなことを止めるか、少なくとも元の持ち主のために品物を回収しているよ」と番組で話しています。

警察はまだ捜索中ですが、同店はギターを取り戻すのに役立つ情報には200ドルの報奨金を出すとしています。

■ニュース映像



■犯行の映像

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