スタンフォード大学は、
グレイトフル・デッド(Grateful Dead)の音楽と文化的影響について学ぶオンライン・コースの開講を発表。
『Psychedelia and Groove:The Music and Culture of the Grateful Dead』と題されたこの6週間のオンラインコースは、50分の講義6回で構成されています。
講師は、グレイトフル・デッドのラジオ番組『Grateful Dead Hour』のプロデューサー兼司会者であるミュージシャン兼ジャーナリストのデヴィッド・ガンズが務めます。ガンズは、ラジオ局SiriusXMのGrateful Dead Channelで2時間のトーク番組『Tales From The Golden Road』の共同司会者でもあり、またデッド本『This Is All a Dream We Dreamed:An Oral History of the Grateful Dead』の共著者でもあります。
ガンズは今回のオンライン・コースについて、こう話しています。
「グレイトフル・デッドの音楽は共同作業的で即興的です。それゆえ、少なくとも5つの講義では、ゲスト講演者を招きました。私は40年以上オーラル・ヒストリアンであり、ラジオ・インタビュアーです。その経験から、会話は講義よりもはるかに効果的なプレゼンテーション・モードであることを学びました」
このコースは、グレイトフル・デッドの変遷をたどるもので、バンドの結成と初期のサンフランシスコ音楽シーンから始まります。また、彼らのツアーへのアプローチ、社会に与えた文化的影響、芸術、文学、社会変革とのつながり、そして「デッドヘッド」信者の文化にも焦点を当てます。
このコースはまた、受講者に「バンドの多様で進化し続ける音楽カタログを巡る音の旅」を提供し、「グレイトフル・デッドのサウンドを定義したロック、フォーク、ブルース、即興演奏の独特な融合を分析する」ことを約束しています。
受講生には、コース開始前に『Live Dead』、『Grateful Dead (Skull & Roses)』、『Europe 72 volumes 1 and 2』、『Reckoning』、『Dead Set』、『Without A Net』を聴くことを勧めています。
コースは2024年1月22日にスタート。受講料は405ドル(約60,000円)。
詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://continuingstudies.stanford.edu/courses/detail/20232_MUS-49