12月31日(日)は「高橋幸宏・坂本龍一」編。NHKが保存している膨大な映像資料の中から、その年に亡くなった6人のものをピックアップし、それぞれの生き方や次代に向けたメッセージに耳を傾ける年末恒例の番組『耳をすませば』。2023年は12月29日(金)に「谷村新司・松本零士」編、30日(土)に「陳建一・奈良岡朋子」編、31日(日)に「高橋幸宏・坂本龍一」編がNHK総合で放送されます。
なお、『耳をすませば』は『NHK映像ファイル あの人に会いたい』の特集版でもあります。
■『耳をすませば』
●「思い切った挑戦が道を開く~谷村新司・松本零士~」
NHK総合 12月29日(金)午前6時10分~午前6時40分
今年10月に亡くなったシンガーソングライターの谷村新司さんと2月に亡くなった漫画家の松本零士さん。思い切って挑戦することで道を切り開いた二人の言葉に耳を傾ける。
谷村さんはアマチュアバンド時代、北米での演奏旅行に挑戦。日本からの送金が尽きた時、ひょんなことから観客5万人の舞台を経験、どこの国でも歌える自信がつく。また上海音楽学院の教授になるなど挑戦を続けた。松本さんは漫画家を目指し思い切って上京。売れない日々が続いたが「男おいどん」を機に人気漫画家に。仕事が相次ぎ頓挫した時にはアフリカなど海外へ。壮大なスケール感を体験し「銀河鉄道999」などに生かされた。
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●「立ちはだかる壁と格闘して~陳建一・奈良岡朋子~」
NHK総合 12月30日(土)午前6時10分~午前6時40分
今年3月に亡くなった、料理人の陳建一さんと俳優の奈良岡朋子さん。ともに「父」「師」という大きな“壁”と向き合い、努力を重ねた二人の言葉に耳を傾ける。
陳さんは“四川料理の神様”と呼ばれた父・建民さんと同じ料理人の道へ。偉大な父を前に苦悩する中、中国現地に通い自身の料理を確立していく。平成20年には、父も選ばれた「現代の名工」に。劇団に入った奈良岡さんを待ち受けていた“壁”は、名優にして演出家・宇野重吉さんだった。演技への細かく厳しい要求に応えようと努力し続けたことが、俳優・奈良岡朋子を作った。晩年には原爆がテーマの朗読劇にも取り組んだ。
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●「新たな音楽を追い求めて~高橋幸宏・坂本龍一~」
NHK総合 12月31日(日)午前6時10分~午前6時40分
今年1月に亡くなった高橋幸宏さんと3月に亡くなった坂本龍一さん。イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)で活躍し、新たな音楽を追求した二人の言葉に耳を傾ける。
高橋さんは小学生でドラムを始め、サディスティック・ミカ・バンドに参加。坂本さんは小学生で音楽の面白さに目覚め、スタジオミュージシャンとして活動。昭和53年、二人は細野晴臣さんとYMOを結成し、「テクノポップ」で世界的に人気を集める。解散後、高橋さんはソロ活動の傍ら、様々なコラボレーションで活躍。坂本さんは映画音楽を手がけ、「ラストエンペラー」でアカデミー賞作曲賞を受賞。斬新な音楽を生み出し続けた。
NHKプラス 見逃し配信
※ 配信期限 :1/7(日) 午前6:39 まで
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023123122922・・・・・・・・・・・・・
番組ページ
https://www.nhk.jp/p/mimisuma/ts/LX5XQ8M1M6/