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ベリンダ・カーライル、ブライアン・ウィルソン参加曲の逸話語る スタジオに現れたブライアンに幻滅するが録音が始まると…

2023/12/22 18:26掲載
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Belinda Carlisle
Belinda Carlisle
ゴーゴーズ(The Go-Go's)ベリンダ・カーライル(Belinda Carlisle)が1996年に発表した楽曲「California」には、バックヴォーカルとしてブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)が参加しています。カーライルは当時のレコーディングの逸話をSNSに投稿しています。この曲は96年アルバム『A Woman and a Man』に収録されています。

「私たちはブライアン・ウィルソンに“California”のバックヴォーカルをお願いしました。

生涯のビーチ・ボーイズ・ファンとして、彼がイエスと言ったとき、私は驚き、感激し、光栄に思いました。彼とアシスタントのデヴィッド・リーフがスタジオに到着したとき、私は彼を出迎え、デヴィッド・ティクル、リック・ノウェルズ、そして伝説的な彼に会うためにそこにいた他のみんなに紹介しました。スタジオは興奮に包まれていました。そこにいた誰もが熟達した人たちでしたが、ブライアンはポップミュージックの並外れた天才のひとりでした。

しかし、私たちの興奮はすぐに不快感に変わりました。数週間前、ブライアンは私のヴォーカルが入ったカセットテープを受け取っていました。彼はそれを使って、この曲の自分のパートを考えました。彼がデヴィッド、リック、私の前に立ち、彼の意図を半分説明しながら、半分歌うと、私たちはお互いに密かに心配そうな視線を交わしました。ひどい音でした。その後、私たちは身を寄せ合い、問題について話し合いました。ブライアンに、彼のそのパートは使えないと伝えなければなりませんでした。

“どのくらいひどいの?”と私は尋ねました。
“どうしよう?”とデヴィッドは尋ねました。

私が彼に伝えると志願しましたが、うまくできませんでした。スタジオに戻り、うーんうーんと考えていると、ブライアンがゲップをし始めたので、私は神経も思考回路も失いました。だらしなく、散漫な天才は自分から出てくる音に気づいていませんでした。笑いがこみ上げてくる前に、私はあきらめて、彼のパートの準備がほぼできていると言いました。

数分後、私たちはこの男の非の打ちどころのない才能に完全に畏敬の念を抱きながら見聞きしていました。彼はブースに入り、トラックにキューを入れ、ゲップの間に声を重ね始めました。まるで(カリフォルニア州南西部の都市)サンタアナの風が私の声を持ち上げるように、それはとても美しく、暗いママス&パパスを基調としたこの平凡な半自伝的な曲を生き生きとしたものにしてくれました。

私たち全員がサウンドボードの前に座り、ブライアンが歌っている間、互いに信じられないような顔をしていました。私たちは何も話さませんでした。何が言えたでしょう?

ブライアンが歌い終わったとき、私は泣いていました。再生中も涙が止まりませんでした。モーツァルトを観たような気分でした。特権的な経験でした。今でも、この曲を聴き、あのブースにいたブライアンのことを思い出すとゾクゾクします」