Ronnie Caryl - Photo: Vero Pelletier
フィル・コリンズ(Phil Collins)の長年のコラボレーターであったギタリストの
ロニー・キャリル(Ronnie Caryl)が死去。家族がSNSで発表。70歳でした。
ジェネシスのファンサイトgenesis-news.comは、フィル・コリンズの関係者がキャリルの妻メラニーに聞いた話を投稿。それによると、キャリルは最近体調を崩していたという。一時は回復したかに見えたそうですが、その後、病状は驚くほど急速に悪化したそうで、12月18日に亡くなりました。
1969年、フィル・コリンズは友人のキャリルとともに、ウォーカー・ブラザーズのジョン・ウォーカーのイギリス・ツアーに同行。ツアーが終わると、4人のミュージシャンは一緒に活動して行くことに決め、ヒッコリー(Hickory)を結成。シングル「Green Light/The Key」を録音し1969年1月にリリースした。この結成がやがてフレイミング・ユースとなり、作家のケン・ハワードとアラン・ブレイクリーに出会い、彼らのアルバムのレコーディングをオファーされた。バンドは1969年にアルバム『Ark II』をリリース。いくつかの批評を受けたものの、商業的な成功を収めることはできずに解散した。
1970年、コリンズとキャリルはジェネシスのオーディションを受け、コリンズはドラマーとして合格したものの、キャリルは不合格となった。
それから26年後の1996年、コリンズはキャリルを自身のソロ・バンドの正式メンバーに迎える。彼はバッキング・ヴォーカリスト兼リズム・ギタリストとして活動した。アルバム『Dance Into The Light』にも参加した。
コリンズとの活動の他、キャリルはミシェル・ポルナレフ、ルル、スティーヴン・ビショップ、エリック・クラプトン、ゲイリー・ブルッカーらとも共演した。