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『エクソシスト』 いまでも人々が恐怖する理由とは?シリーズ全作品を徹底研究した『「エクソシスト」の遺産』発売

2023/12/18 21:34掲載
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「エクソシスト」の遺産
「エクソシスト」の遺産
マイク・オールドフィールド「Tubular Bells」がテーマ曲として使われたことでも知られる映画『エクソシスト』。全米公開から50年、いまでも人々が恐怖する理由とは? シリーズ全作品を徹底研究した「エクソシスト」本の決定版の日本語版『「エクソシスト」の遺産』が竹書房から2024年1月19日発売
■『「エクソシスト」の遺産』
著者名:ナット・セガロフ
翻訳者名:富永晶子
発売日:2024年1月19日
定 価:3,080円 (税込)
ISBNコード:9784801938533

<内容>
恐怖映画の金字塔『エクソシスト』全米公開から50年── いまでも人々が恐怖する理由とは?
「エクソシスト」の遺産
映画製作の過程や人々を魅了した理由、原作・映画・TV──全作品を網羅した「エクソシスト」研究本の決定版!
恐怖映画の金字塔『エクソシスト』全米公開から50年──

いまでも人々が恐怖する理由とは?

映画製作の過程や人々を魅了した理由、原作・映画・TV──全作品を網羅した「エクソシスト」研究本の決定版!

「私は父の本と映画の熱心なファンに対して本書を強くお勧めします。

『エクソシスト』に関するすべての本を読んできましたが、私にとってはこれが最高のものです。

内容はとても興味深く、娯楽性に富んでおり、正確でかつその後のシリーズにも詳細に言及しています。

著者のナット・セガロフ氏は一作目の制作について貴重な情報を本書で明らかにしてます。

私も映画制作の多くの部分に立ち会っていましたが、それでも知らなかった情報が数多くあります。

そして、最も重要なことは、本書が私の父の遺したものを大変尊重していることです。著者に深く感謝します」

── マイケル・ブラッティ

(『エクソシスト』の著者ウィリアム・ピーター・ブラッティの息子)

原作「エクソシスト」はなぜ、どのようにして生まれたのか?

原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティと監督ウィリアム・フリードキンの友情から生まれた〝映画〟。しかし、編集を巡って壊れる友情──。

金儲け目当てで制作された『エクソシスト2』の受難。ジョン・ブアマンが作品に込めた思い。

原作者自らが手掛けた〝続編〟『エクソシスト3』。

ポール・シュレーダーからレニー・ハーリンへと監督を交代し、大幅に取り直された『エクソシスト ビギニング』。

密かなる続編、テレビシリーズ版『エクソシスト』。

そして、再び蘇りを果たそうとする新作……。

シリーズ全作品を徹底研究した「エクソシスト」本の決定版。

映画4作(『エクソシスト』『2』『3』『ビニギング』)は、本編とディレクターズカット版の詳細についても掲載。

巻末には惜しくも故人となったウィリアム・ピーター・ブラッティのインタビューも掲載!

経験豊富な映画館支配人のトム・カウイチェックは、こう語っている。

「誰も彼もが嘔吐していた。観客がそんな反応を示すなんて夢にも思わなかったよ。私はぼうっと立ち尽くして、群衆を見つめた。映画のワンシーンのようだったね」

次の上映回のために行列を作った人々が、映画館から出てくる人々の取り乱した様子を見て、館内の照明が落ちる前から熱狂状態に陥っていたのだ。同様の反応が、『エクソシスト』が公開されたほかの二十一の都市で目撃されている。携帯電話もインターネットもツイッターもなかった時代だというのに、彼らはどうやって、まったく同じ反応を示したのだろうか? この現象が起こっていることを、どのようにして知ったのか?

不思議な一大現象が始まったのだ。

本書には、そのすべてが綴られている。

――本文より抜粋

◉目次

エクソシストと私 ── ジョン・A・ルッソ

序文 極秘の試写

第一章 ふたりのウィリアム

第二章 実際の事件

第三章 小説 ・補足 小説「エクソシスト」のあらすじ

第四章 『エクソシスト』の制作 ・補足 映画『エクソシスト』のあらすじ

第五章 撮影(地獄を目指して ・補足 『エクソシスト』の呪い

第六章 悪魔は細部に宿る ・補足 本物らしさへのこだわり/カラスの死

第七章 地獄のような大混乱 ・補足 X-ソシスト/ウォレン夫人の公言

第八章 再考に次ぐ再考 ・補足 『エクソシスト ディレクターズ・カット版』

第九章 『エクソシスト2』 ・補足 『エクソシスト2』のあらすじ/ふたつの『エクソシスト2』

第十章 『エクソシスト3』 ・補足 小説「Legion」のあらすじ/『エクソシスト3』劇場公開版のあらすじ/『エクソシスト3』ディレクターズ・カット版のあらすじ/『エクソシスト3』の劇場公開版とディレクターズ・カット版の違い/『エクソシスト3』オリジナルのオープニングとエンディング/「センター18」

第十一章 『Dominion: Prequel to The Exorcist』と『エクソシスト ビギニング』

補足 『Dominion: Prequel to The Exorcist』のあらすじ/『エクソシスト ビギニング』のあらすじ

第十二章 テレビシリーズ ・補足  テレビシリーズのあらすじ

第十三章 新たな三部作

第十四章 ビリー、地獄へ行く──『悪魔とアモルト神父 ─現代のエクソシスト─』

第十五章 憑依入門

第十六章 信仰の謎

あとがき──マーク・カーモード、とっておきの逸話を語る

付録 ウィリアム・ピーター・ブラッティとの対談

<著者について>
ナット・セガロフ
NatSegaloff
作家、プロデューサー、ジャーナリスト。ロサンゼルス在住。ヒューゴー賞とローカス賞にノミネートされたこともあり、ウィリアム・フリードキン監督について書いた「Hurricane Billy: The Stormy Life and Films of William Friedkin」を含め、映画監督・プロデューサーや映画史に関する書籍を多数、執筆している。かつて〈ボストン・ヘラルド〉紙において映画業界を取材し、A & E の看板番組である「Biography」シリーズや、The Learning Channel、New World、Disney、Turner Classic Movies、USA Network の番組制作にも携わっている。
『エクソシスト』の元広報担当者のひとりとして、人生における〝恐怖の章〟を本書で締めくくった。
〈オフィシャルサイト〉NatSegaloff.com