あるオークションサイトは先日、
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が1994年に録音したとされる未発表スタジオ録音をオークションにかける予定だと発表。しかし、米ビルボード誌によると、マイケル・ジャクソンの遺産管理団体の弁護士は今週、これは「間違いなく盗まれたもの」と主張し、このサイトを訴える考えを明らかにした結果、出品は取り下げられたという。
先月、ポップカルチャー・グッズのオークションハウスGotta Have Rock and Rollは、マイケルが1994年にニューヨークの有名スタジオThe Hit Factoryでセッション中に録音したとされる20数本のマスターテープをオークションにかける予定だと発表。同オークションハウスはこれらのテープを「信じられないほど希少な未発表音源」と呼び、最終的にはそれぞれ4000ドル(約60万円)ほどで落札されるだろうと述べていました。
米ビルボード誌によると、このテープには「Oh Love」「Sexy Love」「Doing What My Heart」「New Jelly」などを含むとされる25のレコーディングが収められているという。同サイトには「(楽曲の)著作権のない芸術品」であり、「複製は厳禁」と書かれていました。
米ビルボード誌によると、マイケルの遺産管理団体の弁護士は、Gotta Have Rock and Roll宛のメールで「これらのテープは間違いなく盗まれたものであり、許可なく持ち出されたものです。したがって、それらはジャクソン・エステートの所有物である」と主張し、これらのテープをオークションにかけるいかなる行為も中止し、直ちに返却するよう要求しました。この最初のメールは失敗に終わったようですが、その後、、マイケルの遺産管理団体の弁護士が新たに「ニューヨーク最高裁判所において一時的禁止命令と仮差し止め命令を求めるつもりであることをお知らせします」というメールを送った後、このテープはオークションサイトには掲載されなくなったという。