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ジミー・ペイジ、キース・リチャーズを語る 英誌最新インタビュー

2023/12/14 21:54掲載
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Jimmy Page (Photo: Ross Halfin)
Jimmy Page (Photo: Ross Halfin)
ジミー・ペイジ(Jimmy Page)キース・リチャーズ(Keith Richards)を語る。英Uncut誌の2024年1月号はキース・リチャーズ特集。ジミー・ペイジをはじめ、多くの著名人がキースとの思い出やエピソードを語っています。ジミー・ペイジのインタビューの完全版が同誌のサイトで公開されています。

「最初のアメリカン・フォーク・ブルース・ツアーがマンチェスターを通過した時(1962年10月21日)、俺たちの道は初めて交差した。真の忠実な人々にとって、そのツアーはすべてのブルース・コレクターと熱狂的なファンに呼びかけるものだった。(イングランドの町)エプソムから参加した人たちがいて、そこで初めてキースとミックに会った。そこにはキースもミックもいて、俺もそこにいて、彼はきっと、あのときの俺を覚えていてくれていると思う。その後、レコード・コレクターの家に人が集まった。その人がロッキング・チェアーがジャケットを飾ったハウリン・ウルフのアルバム『Howlin' Wolf』(1962年)をかけた。そのアルバムには“Down In The Bottom”“Going Down Slow”“You'll Be Mine”などが含まれていた。俺たちはまだ誰もそのアルバムを聴いたことがなかった。想像できるかい?

60年代にはキースと知り合った。ストーンズがフラミンゴ・クラブでライヴをやったときは聴きに行ったし、ロンドン中のいろいろな会場で彼らを見た。彼らは本当にチェスのカタログの忠実な信奉者で、すべての曲を本当にうまく演奏していた。その後、Immediate Recordsで彼らとばったり会った。そのとき、デモのようなものだったが、いくつかやった。キースと初めて一緒に演奏したのは、ミックがプロデュースしていたクリス・ファーロウのセッションに参加した時だった。“Yesterday's Papers”(1967年)は本当にいい曲だった。この曲(クリス・ファーロウのヴァージョン)で俺はアコースティックを演奏している。俺たちは隣の席に座っていたんだけど、キースとはお互いに尊敬し合っていたので、とても仲良くなれた。彼がスタジオで本当に鍛えられていたことがわかった。3時間のセッションとかで可能な限り多くのことをやり遂げる、そういうセッションがどんなものか知っていた。彼は初めから終わり完璧にこなしていた。

1974年になると、ロニーが(リッチモンドの)ウィックにスタジオを持っていた。彼は“一緒に来る?キースが何かやりたがっているみたいなんだ”と言った。彼と一緒に演奏する機会があったのはその時だった。それは“Scarlet”のバックトラックで、キースがリズムを弾き、俺が対になるリフを弾くという構成だったから、“これは素晴らしい”と思ったのを覚えている。彼がやったことの上に、邪魔にならない程度に重ねたかったよ。翌日、アイランドでソロのオーバーダブを数回やった。一番印象に残っているのは、キースがしっかりしていて、ドライブしていて、ミスをしなかったこと。彼は最後までやり通した。そして俺は、彼がローリング・ストーンズのレコードを支える彼のパワフルな力の大きさを実感した。それは間違いない。もちろん、すべてを分解して、全員の重要な貢献を強調することもできるけど、キースが本当にそれを動かしていたんだ。

“Scarlet”を聴けば、俺はツェッペリンでの演奏活動では、波に乗ってうまくやっていたことがわかるだろう。新しい活動に移る前にキースともっと一緒にやれたらよかったと思っている。2人のギターオタクが何かを創り上げていた、 そういう人と一緒になると、そうなるんだ。それは俺とジェフ(ベック)にも似ている。長年にわたって築き上げられた互いへの尊敬の念が自動的に生まれるからね。

次に彼と一緒に演奏する機会を得たのは、ニューヨークで『Dirty Work』(1986年)の時にスタジオに招待されたときだった。数日、ちょっと演奏して、ジャムって、それから“One Hit (To The Body)”のソロを弾いた。その後、キースからマグナムのシャンパンが送られてきた。とてもスポーティだった。

キースとは、レオ・フェンダーが殿堂入りをしたとき(1992年)、ロックの殿堂でジャムった。彼はレオ・フェンダーについて素晴らしいスピーチをした。彼はすでにディッキー・ビブを脱いでシャツを開け、タキシード姿でそこにいた。とても素敵だった。レオ・フェンダーの魅力は素晴らしいギターを作り、それに合うアンプも作ったことだと言っていた。俺は“まさにその通りだ!”と思った。

キースについて言えることは、彼のタイミングは本当にいいし、ストーンズのレコードの原動力である素晴らしいリフを構築できるイマジネーションを持っているということ。それだけでなく、彼は12弦のアコースティックな演奏にも注意を向けることができる。“Angie”とかね。だから彼は非常に多才なんだ。超クリエイティブだしね。何十年経っても本当にいいリフを生み出し続けられる人がいるとしたら、それは相当なことなんだよ。尊敬に値するよ。

彼はキース・リチャーズにしかできない態度とキャラクターで、何十年にもわたって素晴らしくクリエイティブな音楽を聴かせてくれた。彼があと80年生きることを祈ろう。あと50年もすれば、また彼とジャムることができるかもしれない!」