「A Tout le Monde」はフランス語で「みんなへ」という意味です。曲のサビ部分(A tout le monde, a tous mes amis, je vous aime, je dois partir)を訳すと、「みんなへ、すべての友人たちへ、愛しているよ。僕は行かなければならない」となるため、この曲が自殺を肯定していると誤解する人もいます。
MTVはこの曲のミュージックビデオを、歌詞のメッセージとビジュアルが自殺を美化するものだと誤って解釈して放送禁止にしました。2006年にはカナダのモントリオールにあるドーソン・カレッジで銃乱射事件が発生し、1人が死亡、19人が負傷しました。犯人は自殺。この銃乱射事件の当日、男はブログに「A Tout le Monde」を投稿し、多くの人がメガデスのせいだと非難しました。
ムステインはSPINのインタビューの中で、「音楽における芸術的表現をめぐる継続的な戦い」について語った際、「A Tout le Monde」の話題になり、ムステインは歌詞に隠された真の意味を説明しています。