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元クラフトワークのカール・バルトス 100年以上前のサイレント映画『カリガリ博士』のサウンドトラックを新たに制作

2023/12/11 20:46掲載
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Karl Bartos / The Sound of the Machine: My Life In Kraftwerk And Beyond
Karl Bartos / The Sound of the Machine: My Life In Kraftwerk And Beyond
クラフトワーク(Kraftwerk)に1975年から1990年まで在籍したカール・バルトス(Karl Bartos)は、100年以上前に制作されたドイツのサイレント映画『カリガリ博士』のサウンドトラックを新たに制作。映画音楽とサウンドデザインを含むアルバムは2024年2月9日発売。リリース元はBureau B。

『カリガリ博士(原題:Das Cabinet des Doktor Caligari)』は、1919年に制作され、1920年に公開された、ロベルト・ヴィーネ監督によるサイレント映画。この映画は今回、フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ財団によって4Kデジタル修復されています。この4Kデジタル修復版にはバルトスのサウンドトラックが加えられているという。

今回のアルバムはバルトスにとって初めての映画音楽とサウンドデザイン作品で、アルバムはアナログレコード2枚組とデジパックCDでリリースされます。

ジュゼッペ・ベッチェが『カリガリ博士』のために作曲したオリジナルの管弦楽曲は長い間失われていますが、バルトスは2005年にこの映画を鑑賞した後、ハンブルクの自宅スタジオで、21世紀にまったく新しい作品を創作したらどのようなものになるかを想像して制作を試みたという。

■『カリガリ博士』(※4Kデジタル修復前の映像)