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医師がジョン・レノンの死を告げたとき 病院のスピーカーからは「Imagine」が流れていた 新ドキュメンタリーで当時の病院スタッフが証言

2023/12/09 21:59掲載
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John Lennon
John Lennon
医師がジョン・レノン(John Lennon)の死を告げたとき、病院のスピーカーからは「Imagine」が流れていたという。Apple TV+で配信される、1980年のジョン・レノン射殺事件をテーマにした新しい3部構成のドキュメンタリーシリーズ『John Lennon: Murder Without A Trial』の中で、あの日にジョンを担当した病院スタッフが初めて口を開いています。

ジョンは1980年12月8日、ニューヨークで撃たれ、ルーズヴェルト病院に緊急搬送されました。ドキュメンタリーでは、あの日彼を担当した病院スタッフが初めて口を開き、一連のつらい出来事、そして「Imagine」が病院のホールに響き渡った痛ましい瞬間について語っています。

救急治療室の看護師ディアトラ・ソトは「(医師が死亡時刻を)告げたあと、私たちが部屋から出たとき、(病院のスピーカーから)“Imagine”が流れていました」と語り、看護師のバーバラ・カンメラーは「あれは誰もが“まじか…なってこった”と思った瞬間だった」と付け加えています。

このシリーズでは、救急救命室の医師デイヴィッド・ハレランへのインタビューも取り上げられ、彼が心臓マッサージをしていた患者がジョンだと気づいた瞬間を回想しています。

「突然、誰かが“ジョン・レノンに似てる”と言いだした。僕は“違う、そんなはずはない”と言った。その後、彼の服を調べ始めると財布があった。ショーンとヨーコと一緒に写っている写真があって、背景には白いロールスロイスがあった。“うわぁ、ジョン・レノンだ”と気づいたんだ」

ハレランによると、彼のチームはジョンの死を宣告するまでの約45分間、「何らかの命の灯火」を見つけたいと願いながらジョンの治療にあたったという。カンメラーは、ジョンの死の直後の瞬間について、「ピンが1本落ちても聞こえるほど、静まり返っていた」と振り返っています。