『レコード・コレクターズ 2024年1月号』の特集は「ザ・ビートルズ『赤盤』『青盤』新装版」。11月に『赤盤』『青盤』の新装版がリリースされた。その詳細も含めて、改めてこの2枚の編集盤の魅力を味わってみたい。12月15日発売
■『レコード・コレクターズ 2024年1月号』
12/15発売 ¥930 税込
A5判208ページ/2024年1月1日発行[雑誌19637-1]
<内容>
【特集】 ザ・ビートルズ『赤盤』『青盤』新装版
ビートルズの“最後の新曲” が出るとポール・マッカートニーが発言したのは2023年6月のことでした。そしてついに11月にその新曲と定番の編集盤として名高い『赤盤』『青盤』の新装版がリリースされました。今回はこれまでリミックス・ヴァージョンが発表されていない初期の音源を中心とする『赤盤』に特に注目が集まっているようですが、その詳細も含めて、改めてこの2枚の編集盤の魅力を味わってみたいと思います。
■ さまざまな形態で発売されてきた名ベスト盤の歴史を振り返る(大鷹俊一)
■ “最後の新曲”「ナウ・アンド・ゼン」(藤本国彦)
■ 「ナウ・アンド・ゼン」を音楽的に分析する(野口義修)
■ 人気ラジオ「THE BEATLES 10」パーソナリティを務める“謎の音楽家”カンケがビートルズを語る(小山守)
■ 歴史的ヒットを記録したベスト盤が同世代に与えた影響を考える(安田謙一)
■ 『赤盤』『青盤』全曲ガイド
ザ・ビートルズ 1962年〜1966年(『赤盤』)(青山陽一)
ザ・ビートルズ 1967年〜1970年(『青盤』)(サエキけんぞう)
■ 新装版の音響を現役エンジニアが読み解く(中村公輔)
■ 全キャリアの名曲から辿る作詞テクニックの変遷(朝日順子)
■ 『赤盤』『青盤』新装版を検証する(森山直明)
■ 新旧の友人たちが参加したリンゴ・スターの新作(片島吉章)
□ ジョニ・ミッチェル
柔軟かつ奔放な音楽性の背景を追体験できる『アーカイヴVOL3』(能地祐子)
□ ビリー・ジョエル
初CD化音源をたっぷりと詰め込んだ来日記念盤『ビリー・ザ・ベスト:ライヴ!』(若月眞人)
□ ロビン・スコット
テクノポップを代表するユニット“M”の中心人物が自身のキャリアと音楽観を語る(田山三樹)
ロビン・スコット・ディスコグラフィー(田山三樹)
□ イエス
上昇気流に乗っていくバンドの姿を切り取った『サード・アルバム』が拡張版で再登場(石川真男)
□ シン・リジー
バンドの核が濃厚に匂いを放つ『ヴァガボンズ・オブ・ザ・ウェスタン・ワールド(西洋無頼)』50周年記念盤(行川和彦)
□ 紫
インタヴュー〜沖縄ロックの伝説的バンドが示す現在の姿(ガモウユウイチ)
□ サンタナ
日本独自企画SACDマルチ・ハイブリッド版の第7弾はフュージョン路線を代表する73年作『ウェルカム』(近藤正義)
□ 『ラスト・ワルツ』
ロック史に残るコンサート映画が初のブルーレイ仕様で国内発売(宇田和弘)
□ インターナショナル・ハーヴェスター
反帝国主義を掲げてコミューン生活を送った“北欧のアモン・デュール”が初の紙ジャケCD化(松井巧)
□ <アライヴ・ザ・ライヴ>レーベル
ディープ・パープルやブラック・サバスなどブリティッシュ・ハード系のライヴ盤8タイトル(舩曳将仁)
□ リー・リトナー
フュージョンを代表するギタリストがビクター時代に残したオリジナル・アルバム5作品が再発される(土佐有明)
□ 小池玉緒
インタヴュー〜YMOらとの活動で知られる幻の歌姫の軌跡をまとめたアンソロジーがリリース(村尾泰郎)
□ NOBODY
80年代後半以降の2作品がレアなライヴ音源など追加のうえリイシュー(小川真一)
□ ホワイトスネイク
貴重なデモも加わった『ザ・パープル・アルバム』拡張版(杉原徹彦)
□ ポール・サイモン
名ソングライターの歌詞を収めた詞集と解説の大著2冊(中村彰秀)
REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
◆[連載]ミュージック・ゴーズ・オン〜園田努(maya ongaku)(柴崎祐二)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/矢野誠の点と線(除川哲朗)/スティーヴ・クロッパー・リメンバーズ(稲葉光俊)/ヴィクター・ハーバートから夢綴るロスト・アメリカーナ(高橋健太郎)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)