ジョン・レノン(John Lennon) の最後の言葉が新ドキュメンタリーで明らかに。Apple TV+で配信される、1980年のジョン・レノン射殺事件をテーマにした新しい3部構成のドキュメンタリーシリーズ『John Lennon: Murder Without A Trial』の中で、ジョンが射殺されたビルのフロントで働いていたコンシェルジュによって明かされています。
ジェイ・ヘイスティングスは、あの運命の日、ジョンが妻のオノ・ヨーコと幼い息子のショーン・レノンと住んでいたニューヨークのダコタ・ビルのフロントデスクで働いていました。彼はドキュメンタリーでこう証言しています。
「彼は私の横を走り抜けた。彼は“撃たれた”と言った。彼は口から血を流していた。彼は床に倒れこんだ。私は彼の体を横にし、彼の眼鏡を外して机の上に置いた。ヨーコは“救急車を呼んで、救急車を呼んで、救急車を呼んで”と叫んでいました」
またドキュメンタリーでは、タクシー運転手のリチャード・ピーターソンがダコタ・ビルの外で駐車していた車の中で銃撃を目撃したと語っています。
「レノンが歩いてきて、その子が“ジョン・レノン”と言った。彼はぽっちゃりした男だった。私はタクシーの前の窓から彼を見て、彼がレノンを撃つのを目撃した。こいつがジョン・レノンを撃ったんだ。映画を撮っているのかと思ったが、ライトもカメラも何も見えなかったから、“これは映画じゃないな”と気づいたんだ」
ドキュメンタリーは新しい本編クリップ映像を公開しました。そこでは犯人のマーク・デイヴィッド・チャップマンを偶然乗せたタクシー運転手であるマーク・スナイダーがチャップマンについて語っています。
「彼が最初に私に言ったのは“僕はローリング・ストーンズのプロデューサーなんだ。ビートルズのレコーディング・セッションから戻ったばかりなんだ。彼らは全員、再び集まったんだよ”だった。それに対して僕はどう答えるかって?“そうかい、へえ”だよ」
スナイダーはまた、チャップマンがダッフルバッグを持ち、後部座席で猛烈な勢いでページをめくっていたことを思い出しています。
「バックミラーを見ると、ノートは空っぽのページしかなかった」
スナイダーによると、乗車が終わり、チャップマンが料金を払ったとき、彼はこう言ったという。
「彼は“僕の名前はマーク・デイヴィッド・チャップマンだ。僕の名前を覚えておいてくれ”と言ったんだ」
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このドキュメンタリーはApple TV+の声明では、こう説明されています。
「ニューヨーク市警、仮釈放委員会、地方検事局への広範な情報公開請求が認められたことを受けて制作されました。ジョンの最も親しい友人たちとともに、初めて語る目撃者の独占インタビューが含まれており、ジョンの悲劇的な殺人事件の衝撃的な詳細が明らかにされます。『John Lennon: Murder Without A Trial』は、チャップマンの弁護人、精神科医、刑事、検察官へのインタビューも収録しています」
この3部構成のシリーズでは、未公開の現場写真とともに、運命の日にその場に居合わせた人々の証言を集めた新たなインタビューが含まれています。登場するのは、銃撃を目撃したタクシー運転手のリチャード・ピーターソン、レノンのアパートのドアマンで彼の最後の言葉を聞いたジェイ・ヘイスティングス、犯人チャップマンの弁護人デヴィッド・サグス、レノンとオノ・ヨーコの親友エリオット・ミンツ、チャップマンを最初に鑑定した精神科医ナオミ・ゴールドスタイン博士など。
このシリーズは、BAFTAとエミー賞を受賞した72 Filmsのチームが制作したもので、監督はニック・ホルトとロブ・コールドストリーム。配信は海外では12月6日から。
ナレーションは人気ドラマ『24-TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー役で知られる俳優で、ミュージシャンとしても活躍する
キーファー・サザーランド(Kiefer Sutherland) が務めます。
以下は以前に公開された映像
トレーラー映像
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