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スティーヴン・タイラーの娘、スリップノットのアルバムを「私の気持ちを理解したければこれを聴いて」と父に渡す 父は涙を流し親子は打ち解ける

2023/12/04 21:14掲載
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Steven Tyler
Steven Tyler
エアロスミス(Aerosmith)スティーヴン・タイラー(Steven Tyler)の娘ミア・タイラーは若い頃、成長とともに父親に対して多くの感情を抱えていたが、どう伝えるべきなのか悩んでいた。ミアは父親の仕事である音楽に目を向け、あることを思いつく。ミアはスリップノットのアルバムを「私の気持ちを理解したければ、これを聴いて」と父親に渡す。父親はそれを聴いて涙を流し「本当にごめんね」と娘に話す。その会話で父と娘は打ち解けたという。ミアはポッドキャス『Bad Bad Babydad』で最近、このエピソードについて語っています。

ミア・タイラーは、スティーヴン・タイラーとシリンダ・フォクシーの間に生まれました。彼女の誕生は、スティーヴンがアルバム『Night in the Ruts』収録曲「Mia」を書くきっかけにもなりましたが、スティーヴンとシリンダは1987年に離婚しました。

ポッドキャストの中でミアは、若い頃、成長とともに父親に対して多くの感情を抱えていたものの、どう伝えるべきなのか悩んでいたと話しています。

「父に自分の本当の気持ちを伝えたいと思っていたとき、どう伝えたらいいのかわからなかった。誰かがカミングアウトするのと同じように、もしかしたら、自分の感情を吐き出したかったのかもしれない。落ち込んでいて、人生に動揺していること、そして、もしかしたらその原因は父にあるのかもしれないこと、そして母が私を残して去っていったこと、そんなことを父に伝えるのがとても怖かった」

ミアは当時、父親が生計を立てているものを通して父親とつながろうと想い、音楽に目を向けました。ミアは父親にスリップノットの1999年アルバム『Slipknot』を渡しました。

「父にあげたの。彼のために1枚買って“私の気持ちを理解したければ、これを聴いて”と言ったのよ。私は、これを数カ月も聴いていたから」

スティーヴン・タイラーの反応はどうだったのか?

「父はウォークマンを持って座りアルバムを聴きながら、森の中で泣いていた。父は私に電話をかけてきて、“本当にごめんね”と言っていた」

この会話で父と娘は打ち解けたという。

ミアはこの話をスリップノットのフロントマンであるコリー・テイラーに話したことがあるという。

「彼は私の父が大好きなので、世界がひっくり返ったように驚いていた。私は彼に“あなたのおかげで、父との関係や絆がどれだけ深まったかわからない”と伝えました。彼らの音楽はとてもヘヴィだったので、私は動揺していたし、人生に腹を立てていたので、とても解放されたのよ」