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ジェイソン・ベッカーのマネージャー、エディ・ヴァン・ヘイレンの訪問を回想

2023/11/30 21:28掲載(Last Update:2023/12/21 11:49)
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Eddie Van Halen's visit with Jason Becker - August 31, 1996
Eddie Van Halen's visit with Jason Becker - August 31, 1996
1996年8月、エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)はALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘うジェイソン・ベッカー(Jason Becker)の自宅を訪れました。この模様を撮影されたホームビデオは、以前にジェイソンのYouTubeチャンネルで公開されましたが、新たにジェイソン・ベッカーのマネージャー兼パーソナル・アシスタントのスティーヴン・コレアがBooked on Rock Podcastのインタビューの中で、当時のことを振り返っています。

カコフォニー(Cacophony)デヴィッド・リー・ロス・バンドでの活躍で知られるジェイソンは30年以上、ALSよって体の自由を奪われながらも家族や仲間の支えで作曲家として現在も創作活動を続けています。

この日、エディはジェイソンにギターをプレゼントしました。このギターはジェイソンの治療費を捻出するために12月にオークションに出品される予定です。

今回、マネージャーはジェイソンの両親から聞いたことをインタビューの中で語っています。

エディの訪問はジェリー・ルイスのテレソンチャリティ基金(※24時間テレビ 「愛は地球を救う」のモデルになったとも言われている)と関係していたという。連絡を受けたエディは直接ジェイソンに会うことを条件に協力することになったようです。

しかし、マネージャーによるとエディはジェイソンの状態を完全に把握していなかったようです。

「この時期はジェイソンにとって肉体的に最悪の時期のひとつだった。彼は気管切開を受けたばかりで、とても弱っていた。エドが家に入ってきたとき、ちょっとびっくりしたみたいだった。少し動揺しているように見えた」

それを察知したジェイソンの母親はエディを別の部屋に案内します。

「それから彼らは奥の部屋に行って、エディは本当に申し訳なく思って泣き始めた。“こんな状態だとは思わなかった”と言っていた。彼は“ジェイソンにこのギターを渡して、弾いてもらおうと思ったんだ”“彼はもうギターを弾くことはできないのかな?”とも言っていた」

ジェイソンの母親はこう話したという。

「聞いて、あなたは彼のヒーローよ。今日はこれまでで最高の日なの。ベッカーはあなたのプレゼントを喜んで受け取るし、自分と一緒に過ごすために時間を割いてくれたことに感謝しているわよ。それは彼にとってかけがえのないものなの」

おそらくその直後に、先述のホームビデオが撮影されたと思われます。

■エディ訪問映像


■マネージャー・インタビュー