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ホールvsオーツ続報 ダリル・ホールは新たな裁判書類でデュオ解消について明かす ジョン・オーツは裁判所に反論提出

2023/11/30 18:01掲載(Last Update:2023/11/30 18:09)
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Hall and Oates
Hall and Oates
ダリル・ホール(Daryl Hall)ホール&オーツ(Hall and Oates / Daryl Hall & John Oates)のバンドメイトであるジョン・オーツ(John Oates)を訴えた件で、ホールは新たに裁判所に提出した書類の中で、ホール&オーツの現状のことを“グローバル離婚”と表現しています。ホールは、彼らの会社ホール・オーツ・エンタープライゼスLLP(Whole Oats Enterprises LLP)を解散させるか、関係を解消するための調停を行っていると主張しています。

AP通信や米People誌などは11月29日に提出された新しい裁判所文書を入手。

それによると、ホールはオーツを「究極のパートナーシップの裏切り」であると非難。ホールは、オーツがホール・オーツ・エンタープライゼスの株の半分を、音楽出版/マーケティング会社のプライマリー・ウェイブ社に売却する計画を、完全に自分の背後で、自分の書面による同意なしに起こったと主張。「私はジョン・オーツとの関係、そしてジョン・オーツへの信頼が悪化したことに深く悩まされています」とホールは文書に書いています。

またホールは提出した書類の中で、ホール&オーツは、ホールが“グローバル離婚”と表現しているように、ホール・オーツ・エンタープライゼスを解散させるか、関係を解消するための調停を行っていると主張しています。ホールは、過去数年間のオーツの振る舞いを「プロフェッショナルで礼儀正しいものではなく、敵対的で攻撃的」だったと説明しています。

ホールが、オーツがプライマリー・ウェイブ社に株を売却しようとしていることを知ったのはその後だったという。ホールは、プライマリー・ウェイブ社のビジネスについて厳しい言葉を述べており、売却により、ホール&オーツの多くの資産(デュオの商標、肖像、ロイヤリティ、オンライン資産を含む)に「想像を絶する」損害を与える可能性を指摘しています。

「私はプライマリー・ウェイブとパートナーになるつもりはなく、オーツ・トラストがこのような非道なやり方で私に新しいパートナーを押し付けることは許されない」と述べています。裁判所の判事は、ホールが訴訟を起こしたその日に、オーツに対して一時的接近禁止命令も出しています。

プライマリー・ウェイブ社は、ホール&オーツの楽曲の一部権利を15年間所有していますが、ホールはその契約を後悔していると公言しています。

「著作権を売ってはいけない。もし80歳で引退を決意したのなら著作権を売ってもいいかもしれないが、私は勧めはしない。そのような考え方は信じていない」

一方、オーツは同日、裁判所に反論を提出し、ホールの発言を「扇動的、突飛、不正確」と呼んでいます。

「ダリルがこのような手段を取り、このような卑猥な発言をする動機が誰なのか、何なのか、私には見当もつきませんが、私は深く傷ついています。

ダリルは長年にわたり、デュオやグループの一員としてではなく、個人として認識されることに一貫して固執してきた。だから彼は、一般的に知られている“ホール&オーツ”ではなく、“ダリル・ホール&ジョン・オーツ”として知られることを主張してきた。この点については同意します。私は今、誠実に行動し、自分自身、家族、そして私の芸術的将来にとって正しい決断を下さなければなりません」