カート・コバーン(Kurt Cobain)、
エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)、
スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)、
チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin)、フランツ・カフカ、ジョン・F・ケネディなど、著名人が亡くなる直前に観た映画を紹介する洋書『Last Movies』が発売中。アーティストで作家のスタンリー・シュティンターによる著書です。
英ガーディアン紙による本書の特集によると、カート・コバーンが最後に観た映画は、第46回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品『ピアノ・レッスン』(ジェーン・カンピオン監督)だったという。
この本は、1924年、チャーリー・チャップリン監督作『キッド』を観たフランツ・カフカが、人生の幕を閉じるところから始まります。
1977年に亡くなったチャーリー・チャップリンが最後に観たのは、スタンリー・キューブリック監督作『バリー・リンドン』で、キューブリック監督が1999年に亡くなる前に観ていたのは自身の遺作となった『アイズ ワイド シャット』の予告編だったという。
ジョン・F・ケネディの最後の映画は『007/ロシアより愛をこめて(旧邦題:007/危機一発)』だった可能性が高いという。
本書に登場するボンド・ファンはケネディだけでなく、エルヴィス・プレスリーは亡くなる数週間前にメンフィスの映画館を貸し切って『007/私を愛したスパイ』を上映しました。
この本は1920年代から2020年代まで続き、最後の項目は昨年死去したジャン=リュック・ゴダール。ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスが自殺をした夜のテレビ番組表なども掲載されています。
■『Last Movies』公式ショップサイト
https://tenementpress.com/Last-Movies