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「ボイジャーのゴールデンレコード」「パイオニア探査機の金属板」を共同制作 リンダ・サルツマン・セーガン死去

2023/11/29 16:23掲載
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Linda Salzman Sagan
Linda Salzman Sagan
「ボイジャーのゴールデンレコード」と「パイオニア探査機の金属板」という、地球外生命体への2つの象徴的なメッセージを共同制作したリンダ・サルツマン・セーガンが死去。83歳でした。

「パイオニア探査機の金属板」は1972年と1973年に打ち上げられた宇宙探査機パイオニア10号・11号に取り付けられた金属製の銘板で、人間の男女の姿とともに地球に関する情報を示す記号が描かれています。考案したのは、アメリカの天文学者で作家のカール・セーガンで、彼の当時の妻だったのがリンダ・サルツマン・セーガン。そこに描かれる図版はリンダがデザインしたものでした。

「ボイジャーのゴールデンレコード」は1977年に打ち上げられた2機のボイジャー探査機に搭載されたレコードで、地球の生命や文化の存在を伝える音や画像が収められています。リンダはこのメッセージを作成したチームの一員でした。

リンダ・サルツマン・セーガンはニューヨーク生まれ。脚本家でもあり、映画やテレビの脚本を手がけました。

「パイオニア探査機の金属板」


「ボイジャーのゴールデンレコード」