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TOTOのスティーヴ・ルカサー 「俺の人生を変えた10枚のアルバム」発表

2023/11/28 20:51掲載
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Steve Lukather
Steve Lukather
TOTOスティーヴ・ルカサー(Steve Lukather)は「俺の人生を変えた10枚のアルバム」を発表。Classic Rock History企画

# 10 - Meet the Beatles by The Beatles (1964)

「これは俺の人生の“オン”スイッチだった。“I Saw Her Standing There”でのジョージ・ハリスンのソロがすべてを変えた。今の子供たちにとっては、あまりにも簡単なことなんだろうけど、当時、あのような音を聴いたことがなかった。俺はあの音を出したかった。このアルバムに収録されている曲は、決して古くなることはない!」

# 9 - Are You Experienced by Jimi Hendrix (1967)

「“Purple Haze”の冒頭のリフからして、このアルバムは宇宙人が裏庭に降り立ったようなものだった。とにかく衝撃的で、別世界の音楽とサウンドだった。俺はこのアルバムを聴きまくった。このアルバムは、俺が生涯をかけてジミのすべてを愛するきっかけとなった。当時も、それ以降も、これに近いサウンドを奏でた人はいないと思う」

# 8 - Led Zeppelin by Led Zeppelin (1969)

「(出会ったのは)6年生から7年生になる夏だった。新しいサウンドだった。ある種の音楽を表現するのにその言葉を使う前からヘヴィだった。ジミー・ペイジのソロも、リフも、そして弓弾きは、俺にとってすべて“初めての音”だった。ジョン・ボーナムのドラムに、ジョン・ポール・ジョーンズの言わずと知れた天才的なベースとキーボードのプレイ、そしてロバート・プラントが誰も歌ったことのないブルースを加え、アルバム全体のサウンドは本当に素晴らしかった」

# 7 - Dark Side of the Moon by Pink Floyd (1973)

「ピンク・フロイドのアルバムを1枚だけ選ぶのは難しい。デヴィッド・ギルモアは生涯のヒーローであり、俺の耳に大きな影響を与えた。彼の演奏、ギターの音、テイスト、フィーリング、音符のチョイスはすべて唯一無二だ。デヴィッドは、ステージに上がってベンドを1回弾けば、最上階の客席まで総立ちで絶叫させることができる数少ない男の一人だ」

# 6 - Close to the Edge by Yes (1972)

「これはプログレ史上最高の作品だと思う。スティーヴ・ハウは当時の俺のヒーローだった。彼のような人はいなかったし、バンドはとてもタイトだった。昔、彼らのライヴを何度も見たし、『Close to the Edge』のツアーも見た。アルバムと同じようなサウンドで、バンドに偽りはなく、とてもクールだった。ライヴ・プロダクションも、ライヴ・サウンドも、アルバム・サウンドも、すべてがめちゃくちゃクールだった!このアルバムは本当に天才的で、誰もが輝いている。時代を超越した音楽だ!」

# 5 - Yer’ Album by The James Gang (1969)

「これは俺の無人島ディスクのひとつだ。あらゆる意味で時代を先取りしていた。作曲も演奏も素晴らしい。ジム・フォックスがキラー・ドラムを叩き、トム・クリスがベースを弾いている。そして素晴らしいビル・シムジックのサウンドとプロダクションは最高だ。ジョー・ウォルシュは俺の生涯のギター・ヒーローであり、俺はこのバンドが大好きで、彼らがL.A.で演奏するたびに見ていた。最高!」

# 4 - The Royal Scam by Steely Dan (1976)

「これは俺に大きな影響を与えた。スティーリー・ダンのアルバムはどれも大好きで、素晴らしい作曲、演奏、プロダクションは世界トップクラスで、どの曲にも最高のプレイヤーが参加している。一番大きかったのは、このアルバムでのラリー・カールトンだ。ビバップのようなフレーズをロック・サウンドで聴くことができ、衝撃を受けた。ドナルド・フェイガンの『Night Fly』は、あらゆる意味で伝説的な作品なので、佳作に選んだよ」

# 3 - Birds of Fire by Mahavishnu Orchestra (1973)

「この音楽はとても強烈で、初めて聴いたときは怖くなった。音楽、作曲、そして名人芸を理解するのに時間がかかった。まじめな話、誰もこんな音は出せない。ジョン・マクラフリンは良い意味で狂人だ。誰も持っていないところから来て、そのチョップは桁外れだった。当時は本当に限界に挑戦していた。佳作はアル・ディ・メオラ、チック・コリア、スタンリー・クラークの『Return to Forever』。 1975年にライヴを観た。素晴らしい作曲、ソロなどに関しては“すごい”としか言うことがないよ」

# 2 - Jeff Beck’s Guitar Shop by Jeff Beck (1989)

「まず第一に、ジェフ・ベックのアルバムはどれも素晴らしい。好きなものを選ぶのは難しいが、この作品は俺にとって特別なものなので、これにしよう。ジェフのプレイは俺たちが尊敬するものへと進化していたし、俺が何度も間近で見た唯一無二のプレイヤーだった。ジェフ・ベックは彼以前の誰とも考えも演奏もサウンドも似ていなかった。誰も彼の後を引き継ぐことはできないだろう。ジェフは最高の中の最高だった。誰でもそう言うはずだ」

# 1 - Van Halen by Van Halen (1978)

「このチョイスについて説明する必要があるだろうか?このアルバムはすべてを変えた!このリストのほとんどがそうであるように、エディは唯一無二の存在だったが、エドがシーンに登場すると、誰もが足を止めた。ここに、素晴らしい曲を持つ世界一流のロックバンドと、俺たちがそれまで聴いたことのないようなギターの名手がいたんだ。エディは昔も今も、そしてこれからも、俺たちの度肝を抜く先駆者であり続けるだろう!音楽も楽しかった!」