「Mr. Big Stuff」　シンガーのジーン・ナイト死去

1971年にヒットした「Mr. Big Stuff」で知られる、ニューオリンズ出身のシンガー、ジーン・ナイト（Jean Knight）が死去。米ローリング・ストーン誌などが亡くなったことを確認しています。TMZは、彼女の広報担当者の話としてジーンは自然死であったと報じています。80歳でした。

ジーン・ナイトは高校卒業後に公の場で歌い始めた。彼女の歌声は街中のバンドの目に留まり、そのバンドは彼女のライヴをバックアップした。1965年、彼女は最初の曲、ジャッキー・ウィルソンの「Stop Doggin' Me Around」のデモを作り、それがレコーディング契約につながった。

1970年、レコード・プロデューサーのワーデル・カゼアと仕事をするようになり、彼女は大ブレイクを果たす。ミシシッピ州ジャクソンのマラコ・スタジオで「Mr. Big Stuff」を録音したとき、彼女はパンを焼いて生計を立てていた。

スタックス・レコードからリリースされた「Mr. Big Stuff」は大ヒットし、伝説のレーベルからリリースされたシングルの中で最も売れた曲のひとつとなった。この曲はダブル・プラチナを獲得し、グラミー賞の最優秀R&Bヴォーカル・パフォーマンス賞（女性部門）にもノミネートされた。ルイジアナ音楽殿堂によると、この曲はトータルで300万枚以上を売り上げたという。

スタックスを離れた後もナイトは音楽活動を続けた。2007年、ルイジアナ音楽委員会の殿堂入りを果たした。