ジャズ・ジャイアントたちの20代録音「青の時代」の音を聴く
マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス…巨人たちは20代の頃、こんな音を出していた。“青き時代”の名盤を、著者によるインタビューや彼らの自伝などの発言をもとに紹介する書籍『ジャズ・ジャイアントたちの20代録音「青の時代」の音を聴く』(著者:神舘和典)が星海社から11月21日発売
■星海社新書
『ジャズ・ジャイアントたちの20代録音「青の時代」の音を聴く』
著者 神舘和典
定価 1200円(税別)
ISBN 978-4-06-533848-3
発売日 2023年11月21日
サイズ 新書判
<内容>
20代の巨人たちが残した不滅の音楽
「人間は若々しい精神を抱いてスタートを切る。それが探求しようという意欲を支える。だがときが経つにつれ、私たちはそんな精神を失っていく」──。ジャズ・ピアニストのハービー・ハンコックは自伝で述べている。若いからこそ持てる探求心はある。エネルギーもある。いまやレジェンドとなったハービーにも、ウェイン・ショーター、キース・ジャレット、チック・コリアにも、荒々しく粗く、進化しきれていないダイヤの原石のような素朴な輝きを持つ20代があった。キャリア初期の音にはベテランとは違う活力を感じる。そんな“青き時代”の名盤を本書では、著者によるインタビューや彼らの自伝などの発言をもとに紹介する。
*本書目次より抜粋
はじめに
第1章 ~1960年代、ニューヨークの青春
第2章 引き継がれるジャズの遺伝子
第3章 ロックの洗礼
第4章 レジェンドが欲した青の時代のエネルギー
第5章 新しいジャズを生む才能たち
読者のためのレコードガイド
おわりに
参考文献
<著者について>
神舘 和典
音楽ライター。1962年東京都生まれ。音楽ライター。学生時代の1983年から執筆。その後出版社勤務を経て、再びフリーランス。1998~2000年、ニューヨークを拠点に音楽取材。『音楽ライターが、書けなかった話』『新書で入門 ジャズの鉄板50枚+α』『不道徳ロック講座』(以上新潮新書)、『25人の偉大なジャズメンが語る名盤・名言・名演奏』(幻冬舎新書)、『上原ひろみ サマーレインの彼方』(幻冬舎文庫)など著書多数。