クール＆ザ・ギャングの創設メンバー　ドラマーのジョージ・ブラウン死去

クール＆ザ・ギャング（Kool and The Gang）の創設メンバーであるドラマーのジョージ・ブラウン（George Brown）が死去。クール＆ザ・ギャングの代理人はTMZに声明を発表。74歳でした。

代理人は声明で「ジョージ・ブラウンは癌との闘病の末、2023年11月16日にロサンゼルスで亡くなりました。ブラウンは、"Ladies Night"、"Too Hot"、"Jungle Boogie"、"Celebration"、"Cherish "など、バンドの象徴的な曲の多くを共作しています。ブラウンは、自分の音楽について尋ねられると、いつも“幸せのサウンド”と答えていました」と述べています。

クール＆ザ・ギャングはSNSで追悼コメントを発表しています。「親愛なる兄弟、共同創設者、そして世界で最もファンキーなドラマーを偲んで。彼の美しい魂は今、安らかに眠っている。愛しているよ、ジョージ。幸せのサウンドを届けてくれてありがとう」。

米KCAL Newsが10月下旬に報じたところによると、ブラウンは3年前に肺がんと診断されましたが、手術と化学療法を受けて回復することができました。ブラウンは2022年にライヴに復帰することができましたが、2023年初頭にがんが再発しました。TMZは、彼はステージ4の癌と闘っていたとも伝えています。



ブラウンは1964年、ニュージャージー州にて、ロバート・"クール"・ベルとロナルド・ベルの兄弟らと共にクール＆ザ・ギャングを結成。ブラウンの死去により、ロバート・"クール"・ベルが唯一の存命する創設メンバーとなりました。

ファンク、ソウル、R&B、ポップを独自にブレンドしたクール＆ザ・ギャングは、グラミー賞を2度受賞し、世界中で7,000万枚以上のアルバムを売り上げました。1970年代から80年代にかけてのグループの絶頂期には、「Jungle Boogie」、「Hollywood Swinging」、「Celebration」、「Ladies' Night」、「Too Hot」といった大ヒット曲を生み出しました。

クール＆ザ・ギャングでの約50年間、ブラウンはドラムとキーボードを担当し、同時にグループのバッキング・ヴォーカルと主要ソングライターも務めました。ガンとの闘病中にもかかわらず、ブラウンは今年7月にリリースされたクール＆ザ・ギャングの最新アルバム『People Just Wanna Have Fun』でも主要な役割を果たしています。