ウリ・ジョン・ロート(Uli Jon Roth)は5月に腎臓摘出手術を受けました。予定していた北米ツアーは延期されましたが、11月末からは英国ツアーが開始されます。英Classic Rock誌の新しいインタビューの中で、自身の体調について、そして新しいスタジオ・アルバムについて話しています
Q:体調はどうですか?
「大丈夫だよ、ありがとう。4カ月前のことだ。手術して順調に治ったし、体調もいいよ」
Q:11月末からの10日間で9公演をこなせるくらいには回復しているということですね?
「大丈夫だよ。(11月24日にスコットランドで開催される)ウィンターストーム・フェスティバルの後、1日休みがあるんだ。医者もそれでいいと言ってくれている。この夏はいろいろな国で9つのフェスティバルに出たけど、体調はとてもとてもいいよ」
Q:レコーディング中のニューアルバムについて教えてください。
「ケルンのDierks Studioで作っている。スコーピオンズの昔のプロデューサー、ディーター・ダークスと再会したんだ。ツアー中に新曲を何曲か演奏する予定だよ」
Q:ロック・アルバムですか?
「僕のアルバムを定義するのはちょっと難しいね。ロック・アルバムだけど、フラメンコ・ギターを使ったアコースティックな曲もある。僕が今書いている音楽はハイブリッドなんだ。どこからどこまでがひとつのジャンルなのかわからない。とても混在しているんだよ」
Q:その成果を、あなたの新しいレコード・レーベル、Alpha Experiumを通じて聴けるのを楽しみにしています。
「何年もの間、自分の(過去の)リリース作品にあまり関心がなかった。廃盤になっているものさえ知らなかったよ。自分の過去作品に敬意を示す時が来たんだ。再リリースの第一弾は、スコーピオンズを脱退して最初に作った『Earthquake』。新しいアートワークが施され、オリジナルのサウンドを再現するためにリマスターされている」