ザ・プロディジー(The Prodigy)の
マキシム(Maxim)は、バンドメイトの
キース・フリント(Keith Flint)が自ら命を絶った後、自身が10年以上前から描いていたアート作品を焼却したという。マキシムは、27歳で亡くなったミュージシャン、いわゆる「27クラブ」の著名人たちをドラッグをテーマに描きつづけていましたが、しかし、最愛のバンドメイトが2019年に49歳で自ら命を絶つという悲劇に見舞われた後、これを続けられなくなり、庭に持ち出して火をつけたと、Metro.co.ukのインタビューの中で明かしています。
「当時はたくさんのアートを描いた。バンドや自分の服をデザインするのと同じようにね。僕にとっては別の表現の形なんだ。
正直、あの時のことは覚えていない。ブロックしてしまったんだと思う。それを乗り越えることなど想像もできなかっただろう。でも、4年半経った今、俺はここにいる。もちろん、状況は変わった。彼はここにいない。でも、彼の精神はここにある。彼の魂はここにある」
彼は誰かの死で金儲けをするアーティストの一員と見られたくなかったと説明しています。
「10年以上前に、27歳でこの世を去り、薬物の過剰摂取で亡くなった人たちを描くというコンセプトを始めた。ジミ・ヘンドリックスやジム・モリソンのような人たち。
俺は常に芸術の限界に挑戦しようとしていた。薬物の過剰摂取ということだったので、薬を使った絵を描いた。その後、多くの人が自分の作品に薬を使うようになった。
でも、それが正しいことだとは思えなくなってしまった。おそらくキースのせいだ。
彼が死んだ後、俺はそれを処分した。裏庭で焚き火のように燃やした。
キースの死後にアート作品を作っている人たちを見た......金儲けだ。俺はそれに関わりたくなかったし、その時はミュージシャンはやらないと誓ったんだ」