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ラッシュのゲディー・リー、バンドから一時追い出されたときのこと/ニール・パートと最後に会ったときのことを回想

2023/11/15 09:12掲載
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Geddy Lee (Image: [c] Timothy Hiatt/Getty Images)
Geddy Lee (Image: [c] Timothy Hiatt/Getty Images)
ラッシュ(Rush)ゲディー・リー(Geddy Lee)は、自身の回顧録『My Effin' Life』を引っさげたトーク・ツアーをスタートさせ、ラッシュ結成の翌年にバンドから一時追い出されたときのこと、そしてニール・パート(Neil Peart)と最後に会ったときのことを振り返っています。

■ラッシュから追い出されたときのこと

結成翌年の1969年にレイ・ダニエルズというマネージャーを雇った後、リーはマネージャーの影響でバンドから一時的に追い出されました。

リーによると、その日、リーの妻ナンシーの兄弟である元メンバーのリンディ・ヤングから「バンドは解散し、その日の練習は中止になった」と嘘をつかれたという。

バンドは解散しておらず、ラッシュはHadrianという新しいバンド名を名乗り、新しいベーシストとヴォーカリストを雇っていました。一方、リーは新しいバンドを結成してライヴ活動を始めます。新しいバンドの成功にもかかわらず、リーはアレックス・ライフソンとの共演が恋しかったという。ある日、彼はジミ・ヘンドリックスのコンサートを観るのをやめて、自分を追い出したバンドを見に行くことにしました。

「彼らは本当にひどかった」とリーは振り返っています。

やがて、元ドラマーのジョン・ラッツィーが尻尾を巻いてリーに電話をかけ、リーにバンドに復帰するように頼みました。

■ニール・パートと最後に会ったときのこと

パートは、膠芽腫という進行性の脳腫瘍との3年間の闘病の末、2020年1月に亡くなりました。

「人生の最後の数ヶ月間、ニールは、いろいろなラッシュのアルバムを聴いて、それを分析したり、僕たちが作ってからしばらく聴いたことのないものを聴いたりしていた。彼は亡くなるまでの間に、僕たちがバンドとして作った作品のほとんどすべてを聴いていた。そして最後に彼に会ったとき... (声を詰まらせながら) 彼は、僕たちが一緒にやってきた音楽をどれだけ誇りに思っているかを僕に伝えたがっていた。中には話すのが難しいものもある。僕は感激した。その時、僕たちは彼の家のバルコニーに座っていた。最後の頃、彼と別れるときはいつも、また会えるのか会えないのかわからなかった。僕たちは彼のバルコニーに座って、彼はタバコを吸っていた。彼は変わらずタバコを吸うのが好きだった。ちょうどインコが木に飛んでいくのを見たところで、僕たちは二人とも鳥好きだったから、そのことについて話した。彼は続けて、曲について、そしてその曲が自分にとってどんな意味があるのかについて話した。彼は、リズムセクションとしての僕たちの人生が彼にとっていかに重要なものであったことを、僕に知ってもらうことがとても重要だと考えていた。それは美しいことだと思った」