AIを使ったエディット・ピアフの伝記アニメーション映画『Edith』制作決定

AIを使ったエディット・ピアフ（Edith Piaf）の伝記アニメーション映画『Edith』が制作決定。数百ものピアフの音声クリップと画像を学習したAIが生成したピアフの声の複製がナレーションを担当し、「これまで知られていなかった彼女の人生の側面を明らかにする」という。

ワーナー・ミュージック・グループと、ピアフの遺産を管理するエステートは、制作会社Seriously Happyと共同で本作を制作します。公開日は未定。

プレスリリースによると、トータル90分の映画『Edith』は、ニューヨークとパリを舞台に、1920年代から1960年代までのピアフの人生を追う物語。「La Vie en Rose（ばら色の人生）」や「Non, Je Ne Regrette Rien（水に流して）」といった彼女の代表曲のオリジナル・レコーディングも収録されるという。

何百ものピアフの音声クリップと画像（中には80年以上前のものもある）を学習したAIによって、彼女の「独特の声とイメージを蘇らせ、彼女の物語の信憑性と感情的インパクトをさらに高めることが可能になる」という。

さらにプレスリリースでは「アニメーションは彼女の物語を現代的に表現し、アーカイブ映像、ステージやTVでのパフォーマンス、個人的な映像、TVインタビューなどを盛り込むことで、ピアフの人生の重要な瞬間を観客に提供する」とも書かれています。