ポール・マッカートニー(Paul McCartney)は、
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)が
ウイングス(Wings)の「Live and Let Die」をカヴァーしたことに驚き、そして嬉しかったそうですが、当時、自分の子供たちが学校の友人たちに、この曲は父親が書いた曲だと言っても信じて貰えなかったと振り返っています。
「Live and Let Die」は映画『007/死ぬのは奴らだ』(1973年)の主題歌として制作された楽曲。それから約20年後、ガンズ・アンド・ローゼズがこの曲をカヴァーしたときのことを、ポールは自身のポッドキャスト『A Life In Lyrics』の中でこう振り返っています。
「実際、かなり良かったと思うよ。アメリカの若いグループがカヴァーしたことにさらに驚いたよ。
面白いのは、僕の子供たちが学校に行って“(この曲は)パパが書いたんだ”と言うんだけど、誰も信じなかったんだ。(この曲は)しばらくはガンズ・アンド・ローゼズだけのものだった。
彼らがやってくれたことがとても嬉しかった。僕はいつも自分の曲をみんながやってくれるのが好きなんだ」
同じインタビューの中で、「007/ジェームズ・ボンド」シリーズのテーマを書くことについて、彼はこう語っています。
「ボンド・ソングを書くというのは、常に密かな野望だった。ある意味、僕は自分自身の一部分を、職業ライターとして見ていたいんだ。女王の結婚式のための曲が必要なら、僕に任せてほしい。多くの人にとって、それに相当するのがボンド・ソングだ。ボンド・ソングを書いたということは、ちょっとした栄誉なんだよ」