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マーティ・フリードマン、有料のミート&グリートが「今日の音楽ビジネスの重要な一部」だと語る

2023/11/10 20:30掲載
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Marty Friedman - BUS INVADERS Ep. 900
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マーティ・フリードマン(Marty Friedman)は、有料のミート&グリートが「今日の音楽ビジネスの重要な一部」であることを語っています。ポッドキャスト『Life In The Stocks』のインタビューより。

「なかには僕たちのことを音楽を作るTシャツ会社だと言う人もいるけど、それは間違いなく著作権や印税など以外でお金を稼がなければならないからだよ。

バンドなら、マーチャンダイズに頼らざるを得ない。VIPミート&グリートは、多くのバンドを存続させている。昔、キッスは大昔にすでにやっていて、彼らは大昔に極めていた。当時、誰もが“お前たちはひどい。君たちはひどい。これは音楽じゃない。これはビジネスだ。ビジネスなんだ”と言っていた。それから30年後、40年後、自分たちの音楽を作るために生き残るために、誰もがそうしなければならなくなるなんて誰が想像できただろうね? 彼らはテンプレートを作った。ライヴの後にギターを売ったりとかね。実際、ミュージシャンやアーティストは音楽を演奏してお金を稼いで家に帰りたいだけだから、それをやっているときは、ちょっとうんざりしているだろうけど、でも、現実にはクールなグッズを用意しなければならない。VIPミート&グリートとか、特別席とか、サウンドチェックに来てくれる人とか、いろんな特別ボーナスが必要。ファンの背中を押しようなものでなければならない。最近は本当にクレイジーだよ。音楽以外のすべてのことが、自分の音楽を自分のやり方で作ることを可能にしている。音楽制作のビジネスモデルは、メインストリームのポップ・アーティストでない場合、おそらく実際の(音楽の)売り上げよりも、音楽以外でより多くのお金を稼ぐことになるだろうから。

僕はとても幸運なことに、日本でいろいろなことをやれていて、そのおかげで自分のやりたいように音楽をやることができている。でも、例えば3月と4月にアメリカでツアーをしたり、日本でフェスティバルをやったり、世界中を回ったり、実際にツアーに出ると、ツアーには音楽以外のことが必要だということがわかる。それに向いてる人もいれば、向いてない人もいる。個人的にはやらなくていいと思っているんだけど、やっているうちに得られる素晴らしいものはたくさんある。管理された環境の中で、ファンと実際に会うことができる。昔はファンに会うと...ある男が僕と話しているときにタバコを吸って、そのタバコが僕の手を火傷させたこともあった。そうなると“おい、何してんだ?”ということになるよね。

昔とはだいぶ違うんだ。ファンのためにバスの前に立ってサインをしたりするんだけど、今はそういうことがもう少し組織化されている。そのためにお金をもらうのは本当に嫌だけど、今の人たちやファンは、これが今の音楽ビジネスの重要な部分だと理解していると思う。バンドがファンからお金を巻き上げようとしているわけではまったくない。バンドはただツアーに出続けようとしているだけなんだ。それが僕の目に映る主な違いなんだよ。僕はそれを否定的に見たりはしない。ビジネスが進化し、音楽が進化し、物事が進化し、長くビジネスを続けるためには、常に自分を改革していかなければならない。それがマイナスだとは思わない。僕にとってはマイナスではない。誰の邪魔にもなっていないと思う。クリエイティブであり続けなければならないのだから」