オジー＆ファミリー、ボブ・デイズリーが録音した7時間に及ぶランディ・ローズの未発表デモ音源について語る　「クオリティは最悪」

ランディ・ローズ（Randy Rhoads）の7時間に及ぶ未発表デモ音源があるとボブ・デイズリー（Bob Daisley）は以前から主張しています。オジー・オズボーン（Ozzy Osbourne）とその家族は、『The Osbournes』ポッドキャストの最新のエピソードで、この“聖杯”とも呼ばれる音源について語っています。この音源を彼らはオジー・ブランドでリリースする考えを否定し、オジーは「クオリティは最悪」とも言っています。

このデモ音源は、元オジーのベーシスト、ボブ・デイズリーが録音したもので、デイズリーは約10年前から、その音源が存在すると主張しています。

デイズリーによると、ファンが体験することのなかったランディ・ローズの演奏が丸々7時間あり、それは1979年12月8日から1981年3月23日の間に行われた『Blizzard of Ozz』と『Diary of a Madman』のソングライティング・セッションで録音されたものだと主張しています。

デイズリーは以前、オジーと関連する会社がこの曲のリリースに拒否反応を示しており、2010年にリイシューされた象徴的なアルバムにこの音源が収録されなかったのは印税問題が理由だと語っていました。

オジーの息子ジャックはこの音源について、ポッドキャストでこうコメントしています。

「ある人が他の誰かの投稿にコメントしていた。“オジーはいつになったらボブ・デイズリーにランディ・ローズがスタジオで作曲している音源をリリースさせるつもりなんだ？”とね。

おそらく---存在するかどうかは知らないけど---ランディ、パパ、デイズレーが『Blizzard...』や『Diary...』のために曲を書いているオーディオ・レコーディングがあるらしいんだけど、デイズレーがどこかで“オジーはそれをリリースさせてくれないんだ”と言ったらしいんだよね。

僕はこう言った。“なんでパパがリリースしなければならないの？　彼はそれをランディの家族に渡すべきだし、それをリリースするかしないかは彼ら次第なんだよ”」

ジャックの主張にオジーの妻シャロンも同意し、それはデイズリーが「小さな小さなカセット・マシン」で録音したものであり、「（オジーが）それを使って何かをすることはない」と付け加えています。

テープについてオジー自身はこう語っています。

「クオリティは最悪。あいつは俺たちがやったことを全部録音していた。牛乳配達員を録音していた......クオリティは最悪だったよ」