アル・クーパー(Al Kooper)が1973年に発表したアルバム『Naked Songs(邦題:赤心の歌)』。発売50周年を記念して日本盤アナログレコードが12月6日発売。アナログ盤での再発はこれが世界初。リイシュー元はソニーミュージック。
以下インフォメーションより
60年代後半にボブ・ディラン、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックス、ザ・ローリング・ストーンズなど錚々たるアーティストのレコーディング・セッションで頭角を現し、ブラッド・スウェット&ティアーズ脱退後に発表したマイク・ブルームフィールド、スティーヴン・スティルスとの共演作『スーパー・セッション』(’68)の大ヒットによって一躍シーンの最前線に立ったアル・クーパー。本作はシンガー・ソングライターとして1973年に発表したソロ6作目で、孤独感とやるせなさ、生きることの不条理や苦悩を赤裸々にさらけ出した詞と共に、ソウル、ロック、ブルース、カントリーなど多彩なアレンジが施されたアルの豊潤な音楽性とプロデュース力、そしてマルチ・プレイヤーぶりがいかんなく発揮されたキャリア史上最高傑作との呼び声も高いアルバム。中でも、狂おしいほどにせつない恋心を歌った極上ポップ・チューン「ジョリー」は、90年代に日本のクラブ・シーンや当時“渋谷系”と呼ばれたミュージシャンの間でもてはやされたフリー・ソウルの名曲としてリヴァイヴァル・ヒット、世代を超えた人気曲となった。
海外では過去一度も再発されたことがなく、日本では1978年以来実に45年ぶりの復刻となる本作のアナログ盤は、カッティング及びプレスをソニーミュージックグループ内で行ない、日本盤アナログLPの初版帯やオリジナルLPと再発CDのライナーノーツを復刻している。中古盤市場でもコンディションの良いものは極めて少ない70sロック/ポップスの名盤だけに、まさに待望のリイシューと言えるだろう。
■アル・クーパー
『赤心の歌』 (Naked Songs)
SIJP 1093 ¥4,180(税込)
解説・歌詞・対訳付
12月6日(水)発売
[完全生産限定盤]
SIDE A
1. (Be Yourself) Be Real / 自分自身でありなさい
2. As The Years Go Passing By / 時の流れるごとく
3. Jolie / ジョリー
4. Blind Baby / ブラインド・ベイビー
5. Been And Gone / ビーン・アンド・ゴーン
SIDE B
1. Sam Stone / サム・ストーン氏の場合には
2. Peacock Lady / ピーコック・レディ
3. Touch The Hem Of His Garment / 聖衣に触れて
4. Where Were You When I Needed You / 君はどこへ
5. Unrequited / 人生は不公平