なお、11月3日には、同じく 『ピアノ・マン』 のリリース50周年を記念して、『The Vinyl Collection Vol.2』 <11LP> が発売される(輸入盤のみ)。この作品は、2021年11月に、ビリーのソロ・デビュー50周年を記念してリリースされた 『The Vinyl Collection Vol.1』<9LP> (https://www.sonymusic.co.jp/artist/BillyJoel/info/534856) の第2弾。今回の目玉は、1983年にVHSやLDのみでリリースされ、その後DVD化や音源リリースが無かったため今回が待望の初オーディオ・リリースとなる1982年12月29日、NY州ナッソー・コロシアムでのビリーのホームカミング(地元凱旋)コンサート 『Billy Joel - Live from Long Island』(3LP)だ。『Billy Joel - Live from Long Island』 はもともと、1983年にHBOで放送されたライヴを編集したものだが、ロング・ヴァージョンはVHSの大人気タイトルとなった。この爆発的なパフォーマンスは、当時のビリーの最高パフォーマンスの一つとして高く評価されており、プロ仕様で撮影・録音された数少ない作品の一つだ。これがオーディオ・アルバムとして『The Vinyl Collection Vol.2』 に収録されることは、ビリー・ジョエルの名演を知る上で欠かせない。 『The Vinyl Collection Vol.2』 の全8タイトルはオリジナル・マスター(アナログとデジタル)から音源を入手し、テッド・ジェンセンにより、テネシー州ナッシュビルの伝説的なスターリング・サウンドでマスタリング作業が行われ、ラッカー・カットにはジョー・ニーノ・ヘルネスがあたった。またボックス・セットには、各アルバムについてビリー自らが語る個人的見解や洞察、ロブ・タネンバウムによる情報満載のエッセイ、当時の貴重な写真やメモラビリアなどを掲載した60ページ以上の豪華ブックレットも収められる。