Robbie Robertson & Martin Scorsese - Photo by Matt Mahurin
ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)と
マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督の公私にわたる関係はよく知られていますが、スコセッシはかつて、ロバートソンにパンクを聴いて怒られたことがあったという。Apple Music 1の番組(ホスト:ゼイン・ロウ)の新しいインタビューの中で話しています。
「私がパンク・ムーブメントを好きだった頃、彼は私に腹を立てた。当時、マルホランド・ドライブ沿いの小さな家に一緒に住んでいたんだが、彼は時々やってきては“音を小さくしてくれ、小さくしてくれ”って言うんだよ。“うるさすぎる”って。私は“いや、でもクラッシュだから”と言ったんだ。
彼は“しらないよ”と言った。彼は“どうでもいい。彼らには音楽性がない。ギターは弾けない。ドラムも叩けない”と続けた。私は“構わないよ”と言ったよ」
また、こんなエピソードも話しています。
「私とジェイ・コックスが古いタワーレコードに入ったときだった。コックスは映画評論家だったが、タイム誌でロック評論を書き始めていた。
周りを見渡すとイギリスのパンク音楽ばかりだった。彼は“こいつを連れて来い、ザ・ジャム。こいつも連れて来い、ザ・クラッシュ。絶対にそうするべきだ”と言っていた。そのあと、エルヴィス・コステロ(のアルバム)を彼は見た。彼は“その名前からして、いいやつだろう”と言っていたよ。
彼は別にクラッシュを嫌っているわけではなかった。ただ、耳が痛かっただけなんだ」