ビートルズのジャケット・デザインを徹底検証。デザインの「革新性」を20世紀デザイン史の中に位置付けて検証する『グラフィック・ビートルズ』が、出版レーベルの牛若丸から12月6日発売予定。パロジャケ・コレクション・ポスター(CD180 点以上、書籍34 冊を掲載)付き。
■『グラフィック・ビートルズ』
松田行正著、造本、牛若丸発行、Book&Design発売
新書判変型(縦170×横115mm)コデックス装、296頁、3,600円+税、ISBN978-4-909718-09-9
<内容>
ビートルズのアルバム11 枚のジャケット・デザインを1 章ずつ解説。デザインの「革新性」を20 世紀デザイン史の中に位置付け、「デザインの歴史探偵」を名乗る松田行正が検証します。
表紙に付けられたA1 判大のパロジャケ・コレクション・ポスター(CD180 点以上、書籍34 冊を掲載)も圧巻。書籍でしか味わえない造本の魅力が満載です。
<目次>
1 斜めがもたらした躍動感が新しい息吹を伝える。
Please Please Me
2 カメラマン、フリーマンの活躍❶
ハーフ・シャドーがビートルズのアイコンとなる。
With the Beatles
3 カメラマン、フリーマンの活躍❷
映画のコマ撮り風デザインがサントラをイメージさせる。
A Hard Day’ s Night
4 カメラマン、フリーマンの活躍❸
タイトル・バンド名よりもヴィジュアルを重視する。
Beatles for Sale
5 カメラマン、フリーマンの活躍❹
手旗信号風やらせポーズでアイドル路線に回帰する。
Help!
6 カメラマン、フリーマンの活躍❺
サイケデリック・フォントと憂鬱な表情が60 年代を象徴する。
Rubber Soul
7 髪の毛にこだわったイラストとコラージュで伝説となる。
Revolver
8 原寸コラージュによる集合写真。
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
9 経年変化をデザインする。
The Beatles(White Album)
10 なにげない日常の風景をアート、そしてアイコンにしてしまった。
Abbey Road
11 ビートルズの最後を象徴するかのように4 人を分断するレイアウト。
Let It Be
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