スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)はウドー音楽事務所の設立者、有働誠次郎の訃報を受け、長文の追悼コメントを発表しています。
「先日、Mr. Udoこと有働誠次郎さんが92歳で亡くなった。彼は日本のコンサート・プロモーション界のアイコン的存在であり、あらゆる面で卓越した人物だった。優しさ、寛大さ、尊敬の念をもってアーティストに接した傑出した紳士だった。50年のキャリアを通じて、彼は基本的に欧米のアーティストのために日本のツアー市場を開拓した。彼と仕事をしたことがないアーティストを僕はあまり知らない。
今から40年近く前の1984年、僕がアルカトラズで初めて日本で公演したときに、Mr. Udoと仕事を始められたことはとても幸運だった。彼の会社のウドー音楽事務所と最後に仕事をしたのは、先週、日本ツアーをしたときだった。
日本を訪れるたびに、彼は素晴らしいレストランで僕たちをもてなし、僕の妻に素晴らしい贈り物をくれた。彼は自分の仕事における絶対的な達人であり、素晴らしいユーモアのセンスを持った魅力的なストーリーテラーでもあった。彼は関わるすべての人から愛されていた。僕は彼から多くのことを学び、彼は熱烈な感謝、賞賛、愛情をもって記憶に残るだろう。なんて偉大な人だったんだろう。
彼は非凡で、とてつもなく惜しまれるだろう。彼は音楽業界全体から送られてくる大きな愛の波を感じていると思う。
ありがとう、Mr. Udo。あなたは確かに唯一無二の存在でした」