HOME > ニュース >

『黒いジャガー』ジョン・シャフト役 俳優リチャード・ラウンドトゥリー死去

2023/10/25 10:33掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Isaac Hayes / Shaft - Music from the Soundtrack
Isaac Hayes / Shaft - Music from the Soundtrack
1970年代にブームを巻き起こしたブラックスプロイテーション映画の代表作のひとつ、『黒いジャガー』で黒人私立探偵ジョン・シャフトを演じた俳優のリチャード・ラウンドトゥリー(Richard Roundtree)が死去。Varietyによると、膵臓ガンとの短い闘病生活の末、10月24日の午後に亡くなりました。81歳でした。

リチャード・ラウンドトゥリーは米ニューヨーク州ニューロシェル出身。ファッション誌のモデルを経て、舞台俳優として活躍していたところ、公演先のフィラデルフィアでゴードン・パークス監督に見出され、犯罪が多発するニューヨークの街を舞台に、私立探偵ジョン・シャフトの活躍を描いた映画『黒いジャガー(原題: Shaft)』でデビューを果たす。

『黒いジャガー』は、アイザック・ヘイズによる主題歌「黒いジャガーのテーマ」も大ヒットを記録し、1972年・第44回アカデミー賞で歌曲賞を受賞した。ラウンドトゥリーはシリーズ3作目まで主演を務め、テレビ映画版にも主演した。

ラウンドトゥリーは、1970年代のブラックスプロイテーション現象の重要な牽引役の一人となり、『大地震』(1975年)や『オフサイド7』(1979年)などの大作にもメインに配役された。