Nuno Bettencourt and Seijiro Udo
エクストリーム(Extreme)はウドー音楽事務所の設立者、有働誠次郎の訃報を受け、追悼コメントを発表しています。
ヌーノ・ベッテンコート(Nuno Bettencourt)はバンドとしてコメントに加えて、個人でも長文の追悼コメントを発表しています
■エクストリーム
日本の伝説的なコンサート・プロモーター、 Mr.Udoの逝去を知り、悲しみに暮れています。彼が音楽業界に与えた影響、そして僕たちのようなバンドに対する揺るぎないサポートは計り知れないものがあります。
Mr.Udoは単なるプロモーターではなく、世界中のアーティストの真の友人でした。最高の音楽を日本に紹介し、ファンに忘れられない経験をさせることへの彼の献身は比類のないものでした。僕たちはエクストリームのジャパン・ツアーで毎回彼と仕事をする機会に恵まれましたが、彼の情熱と献身は常に明らかでした。
Mr.Udoのご家族、Udo Artistの皆さん、そして彼の人生に触れたすべての人々に深い哀悼の意を表します。彼の遺志は、人々を鼓舞し、結びつけ続ける音楽の中で生き続けることでしょう。Mr. Udo、安らかに眠ってください。
-ヌーノ、ゲイリー、パット、ケヴィン
■ヌーノ・ベッテンコート
Mr. Udo。
あなたは、若くしてレッド・ツェッペリンからポール・マッカートニーまで、世界で最もアイコニックなバンドを招聘した世界でも最も偉大なプロモーターの一人であるだけでなく、僕たちエクストリームのような無名のバンドにもチャンスを与えてくれた。
世界中のほとんどのプロモーターとは違って......あるアーティストがエルトン・ジョンのように東京ドームを完売させたとしても、あるいは小さなクラブで地味な活動を始めたとしても...あなたは、一人一人のアーティストに対して、まるで僕たち全員が巨大なスタジアムのヘッドライナーを務めているかのように、同じ敬意、名誉、そして思いやりを持って接してくれた。
あなたはいつも、僕たちが特別な存在だと感じられるようにわざわざ配慮してくれた。設立者であり大物プロモーターであるあなた自身が、実際にライヴに自ら現れ、ツアーのたびに、一生に一度の信じられないようなディナーに個人的に連れて行ってくれて、一晩を共にして多くの喜びと笑いをもたらしてくれるなんて、他の国や会社ではとても稀なことです。 そんな一生に一度の瞬間を40年近くも一緒に経験できたなんて、僕はなんて恵まれているんだろう。
それをすべて言った上で......涙を流しながら、こう言いたい。
あなたは僕にとって、プロモーター以上の存在でした......父親のような存在でした。
実の父親からは感じたことのないような、息子のような愛情をもって接してくれた。
そして、それは僕にとって大きな意味を持っていました。
日本でのツアーは決して同じものにはならないだろう。
僕はあなたを愛しているし、あなたの愛のこもったハグと笑顔が恋しい。
安らかに眠ってください