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キース・リチャーズ 初めてギターを手にした時のことを回想

2023/10/19 18:10掲載
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Keith Richards
Keith Richards
キース・リチャーズ(Keith Richards)は米ラジオ番組『The Howard Stern Show』に出演した際、初めてギターを手にした時のことを回想し、そして、今でも毎日弾いていることを語っています。

初めてギターを手にしたのは12歳ごろだったという。

「祖父が引き合わせてくれたんだ。祖父が持っていて、それが役に立ったんだよ。

それは俺を魅了するものだった。祖父が貸してくれて“指をここに置いて、これを試してごらん”と言ってくれて、そこから始まったんだ。俺は“すごく好きだ”と思ったけど、音楽を演奏するとか、そういう先入観はまったくなかった。祖父--ガスという名前だった--は、無理強いすることなく、俺にギターを教えてくれた。

祖父はこのギターをリビングルームの棚に置いていたんだ。ある日、俺が遊びに行ったとき--俺は時々訪ねていた--祖父は“あれをずっと見ているね。やってみるかい?”と言ってくれたんだ」

祖父のガスはヴァイオリン奏者でしたが、彼の家には他の楽器もありました。若きギター・ヒーローがどのように音楽の道を歩み始めるべきか、祖父のアドバイスは極めて重要なものとなりました。

「祖父は、棚からそれを取り出して俺の手元に置き、こう言った。“スペイン語のこの曲、マラゲーニャ(Malagueña)と呼ばれるフラメンコを学べばいい。まずは簡単なことから始めて、それから詳しく理解すればいい。それができるようになればギターは弾けるようになるから”。だから、まずこれに取り掛かったんだ」

数ヵ月後、キースは自分が夢中になっていることを知ります。

「でも、ミュージシャンになるつもりはなかった。音楽大学に行った。でも、だんだん分かってきた。自分が本当にやりたいことは、他のプレイヤと一緒に演奏することだと気づいたんだよ」

「ミックと(出会うまでは)、このことが(将来に)つながると本気で考えたことはなかった。ただの趣味だったんだ」

彼は今でも、ほぼ毎日ギターを弾いているという。

「今もそうだよ。ギターを手にするたびに、まったく新しい何かを見つける可能性がある。1つの音ともう1つの音がぶつかり合い、同時にリズムを刻む。これこそが、音楽がとても美しい理由であり、音楽について語ることが奇妙な理由なんだ。もし音楽を言葉にすることができれば、その必要はなくなるからね」