Keanu Reeves | Don't Quit Your Day Dream | Fender
『マトリックス』シリーズなどで知られる俳優で、グランジ・ロック・バンドの
ドッグスター(Dogstar)ではベースを担当する
キアヌ・リーブス(Keanu Reeves)。かつて
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)の
フリー(Flea)からレッスンを受ける機会がありましたが、教えられたのは「ただ感じろ」だけだったという。フェンダーのYouTubeチャンネルで公開されている、彼がベース愛について語った特別映像「Don't Give Up Your Daydream」の中で話しています。
この映像では、ジャム・ルームでのライヴ映像や、リーブスによるその時々のベースラインもフィーチャーされています。またジョイ・ディヴィジョンでのピーター・クックのプレイがいかに偉大な啓示であったか、最初のベースはハリウッドのギター・センターで、店ではなく駐車場で「ベースの麻薬取引のように」手に入れたことなども話しています。
「ずっとベースを弾きたかったんだ。この木の板が好きなことのひとつは、フィジカルなところ…音色かな。低音で振動するのが好きなんだ」
リーブスは楽器を手にした当初、ただ弾くだけだったという。
「一緒に演奏してくれる人がいなかったんだ。僕は木片で遊んでいる野生動物だった。曲はあまり覚えていなかった。曲を聴いて、それを理解しようとしなかったんだ。今はそれを後悔している。楽器を手にして、これまでの人たちが何をやったかを理解するのはクールなことだけど、僕はそれをしなかった。ただ演奏するだけだった。理論も知らなかった。ブルースは弾けなかった」
後に映画『マイ・プライベート・アイダホ』を撮影する際、リーブスはフリーにレッスンを依頼する機会がありました。しかし、ほとんど助けにはならなかったという。
「家が行って、アンプとか楽器とかがあったから、“ねえ、フリー。レッスンをしてくれないか?”と言ったんだ。彼は“いいよ!”と言い、僕は“よろしく”と言ったんだけど、彼は“ただ感じろ”とだけ言ったんだよ」