Joe Perry & Brad Whitford (Image credit: Kevin Mazur / Getty Images)
ジョー・ペリー(Joe Perry)は、自分のことを
エアロスミス(Aerosmith)の“リード・ギタリスト”、
ブラッド・ウィットフォード(Brad Whitford)を“リズム・ギタリスト”と呼ぶのはやめるべきだと語り、「俺たちは2人ともギタリストなんだ。俺らの楽曲の最高のソロのいくつかは、ブラッドがやったものなんだよ」と、米Guitar World誌の新しいインタビューの中で話しています。
ペリーは、人々がなぜ自分をエアロスミスのリード・ギタリストと表現するのか理解できないと語っています。ペリーはインタビューの中で、エアロスミスについて語るとき、ウィットフォードのリードの才能が見落とされがちであること、そして彼らの6弦のダイナミズムは、リズムとリードをストレートに分けるのではなく、むしろ交互に演奏することにあると指摘しています。
「ブラッドが最初のパートを担当し、俺が2番目、彼が3番目、俺が4番目というように、俺たちはいつも行ったり来たりしているんだ。
例えば“Love in an Elevator”では基本的にそうしていた。ブレイクダウンでは俺が演奏している。みんながブラッドのことを下に見ていて、俺のことをリード・ギタリストとしか呼ばないのは、いつも腹が立つんだ。
俺たちは2人ともギタリストなんだ。ブラッドは素晴らしいソロイストだ。俺らの楽曲の中で最高のソロのいくつかは、ブラッドがやったものなんだよ」
「Love in an Elevator」のオープニング・ソロの他にも、「Dude (Looks Like a Lady)」のセカンド・ソロ、「Back in the Saddle」のリード、「Last Child」「Round and Round」「Kings and Queens」「Milk Cow Blues」のファースト・ソロなど、注目すべきウィットフォードの貢献は多数あります。ペリーは、ウィットフォードがバークリーに進学し、多くの点ではるかに音楽的に熟達したプレイヤーであることを指摘しています。
またペリーは、50年も一緒に演奏しているにもかかわらず、誰が何を演奏するかについて話し合ったことは一度もないそうで、「どっちがストラトを弾くか、どっちがギブソンを弾くかということの方が重要だった」と話しています。「2つの異なるギターの音を入れたかったんだ。俺の中では、ジミー(ペイジ)とジェフ(ベック)が一緒にいた時のヤードバーズのような存在になりたかったんだ。それこそがエアロスミスに求めていたものだったんだ」