John Mayall & The Bluesbreakers with Eric Clapton
ジミー・ペイジ(Jimmy Page)は58年以上前、
エリック・クラプトン(Eric Clapton)の演奏がミキサーのレベルオーバーだったことにエンジニアが苛立ち、「このギタリストは録音不可能だ」と叫んだことをSNSで回想しています。
これは、レッド・ツェッペリンやヤードバード時代よりもずっと前のことで、ペイジがセッション・プレイヤーとして腕を磨きながら、様々なアーティストのプロデューサーとしても活躍していた頃の話です。
ペイジは、
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ(John Mayall&the Bluesbreakers)が1965年9月にリリースしたシングル「Witch Doctor / Telephone Blues」をプロデュースしました。
「レコーディングはPye Studioで行われ、ドラムはジャズ・プレイヤーのヒューイ・フリント、ベースはジョン・マクヴィー(中央)、キーボードとヴォーカルはジョン・メイオール(左)、ギターはエリック・クラプトン(右)が参加した。録音は1965年6月。“Witch Doctor”をオーバーダビングすることになったとき、エリックはこのフィードバックをトップにかぶせるというアイデアを思いついた。僕は彼と一緒にスタジオに入り、彼がセットアップした後、コントロール・ルームに戻ってエンジニアにオーバーダブを録音するように言った。
3分の2ほど終わったところで、彼はフェーダー(※ミキサーの音量や出力レベルを調節・設定するためのつまみ)を下げて“ このギタリストは録音不可能だ”と言った。彼の技術的な倫理観がメーターを赤(※レベルオーバー)にする信号によって損なわれたのだろう。僕は、その判断は僕に任せて、彼は自分の仕事に専念するよう提案した。
“Telephone Blues”でのエリックのソロは本当に素晴らしかった。“Witch Doctor”では、エインズレー・ダンバーのドラムをスタジオで見たかった」