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エリック・クラプトンのクリーム時代の愛用ギター「The Fool」とカート・コバーンの『In Utero』時代の愛用ギターがオークションへ 予想価格は3億円

2023/10/10 14:54掲載
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Eric Clapton's The Fool guitar and Kurt Cobain's Skystang I guitar (c)Julien's Auctions
Eric Clapton's The Fool guitar and Kurt Cobain's Skystang I guitar (c)Julien's Auctions
エリック・クラプトン(Eric Clapton)クリーム(Cream)時代に使用していた有名なギター「The Fool」と、カート・コバーン(Kurt Cobain)が最後のニルヴァーナ(Nirvana)のツアーで最もプレイしたギターがチャリティーのためにオークションに出品されます。

1964年頃のギブソンSGエレキ・ギターは、1967年から1968年にかけてクラプトンがクリーム時代に演奏したもの。オランダの集団「ザ・フール」によるサイケデリックなアートワークが特徴で、その名を冠しています。サイケデリック時代を象徴するギターで、クラプトンがクリームのステージに立つとき、このギターを持たない姿を見ることはほとんどありませんでした。

1970年代から80年代初頭にかけてはトッド・ラングレンが所有し、ライヴで使用していました。ラングレンは500ドルでこのギターを購入し、アートワークをリタッチさせましたが、最終的に1990年代半ばに売却しました。

また、ニルヴァーナの『In Utero』ツアー直前にコバーンのコレクションに加わった4本のフェンダー・ムスタングのうちの1本「Skystang I」も出品されます。Skystang Iは1993年のソニック・ブルー・モデルで、『In Utero』時代にコバーンが最も頻繁に使用したモデルでした。このSkystang Iは、1994年3月1日にミュンヘンで行われたニルヴァーナの最後のライヴ・パフォーマンスまで使用されました。

コバーンの死後、ギターは最終的に異母弟のチャド・コバーンに渡りました。2007年からシアトルのMoPOPに貸し出され、2009年に展示されました。

どちらのギターも今回のオークションでの落札予想価格は100万~200万ドル(約1億5千万円~約3億円)です。

オークションは11月16日から18日にかけてナッシュビルのジュリアンズ・オークションで開催されます。オークションの前には、オークション・エキシビション・ツアーとして、英ロンドン・ニューヨーク・ナッシュビルにて展示イベントも行われます。オークション収益の一部は、メンタルヘルスに関する意識を高め、メンタルヘルス障害にまつわるスティグマを取り除くための活動、Kicking The Stigmaに寄付されます。