U2　「プライド」の歌詞を変更して演奏　イスラエルの音楽祭で殺された数百人の音楽ファンを追悼

U2は最新ライヴで「Pride (In the Name of Love)」の歌詞を変更して演奏。イスラエルの音楽祭で殺された数百人の音楽ファンに追悼の意を表しています。

パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、イスラエル南部で開かれていた野外音楽フェスティバルを襲撃。AP通信などによると、250人以上の遺体が収容されたという。

U2は10月8日にラスベガスで行われたライヴで、ボノ（Bono）はこの曲の演奏前に平和を訴えています。

「イスラエルとガザで起きていることを考えると、非暴力についての曲はいささか馬鹿げていて、笑えるものでさえあるように思える。でも、僕たちの心や怒りがどこに向けられているかは、わかっているはずだ。だから一緒に歌おう...あの音楽祭にいた美しい子供たちと一緒に...」

「Pride (In the Name of Love)」を公民権運動の指導者であったマーティン・ルーサー・キング・ジュニアに捧げられた曲ですが、ボノはマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの死ではなく、イスラエルでの虐殺に言及するように最初の歌詞を変更しました。

「10月7日早朝／砂漠の空に太陽が昇る頃／ダビデの星、彼らはあなたの命を奪った／しかし、彼らはあなたの誇りを奪うことはできなかった」

映像あり

In the light of what’s happened in Israel and Gaza, a song about non-violence seems somewhat ridiculous, even laughable, but our prayers have always been for peace and for non-violence…

But our hearts and our anger, you know where that’s pointed. So sing with us… and those… pic.twitter.com/S1zfCMNtzz

— U2 (@U2) October 9, 2023