別人になりすまし、恋愛感情を利用して金銭を騙し取る「ロマンス詐欺」。ある女性は、
ビージーズ(Bee Gees)の
バリー・ギブ(Barry Gibb)になりすました詐欺師に少なくとも11,000ドル(約160万円)をだまし取られたと述べています。退職金だったという。この話はYouTube番組『Catfished』のエピソードで取り上げられています。
ワンダという女性は、自分に恋愛的な関心があるというメッセージを偽バリー・ギブからソーシャルメディア経由で受け取ります。
偽ギブは、妻リンダ・グレイと密かに離婚しており、自分のお金を手に入れることができないと主張したという。偽ギブは、ワンダの現金と、ファンから寄せられる「寄付金」を新居の頭金を使い、離婚をめぐる法的な騒ぎが一段落したら、ワンダと一緒に引っ越そうと提案したそうです。ワンダからなぜ電話やFaceTimeで話をしないのかと尋ねられた偽ギブは、過去に脅迫されたことがあると主張したという。
Catfishedによれば、ワンダにメッセージを送っていたアカウントは、ナイジェリアのラゴスで活動していると思われる詐欺師のものでした。ギブの不動産業者を名乗る偽アカウントを利用して、ファンから「寄付金」としてだまし取ったお金を無差別にワンダに送金し、ワンダはそれを知らないうちにマネーロンダリング行為をして送金していたという。現在、ワンダからの情報は警察の報告書にまとめられており、ナイジェリア政府の経済金融犯罪委員会にも提出される予定です。
このような詐欺の被害者はワンダだけではないようで、今年8月、ギブの息子スティーヴン・ギブは、ギブの公式Facebookページに次のようなメッセージを投稿していました
「Facebookや他のソーシャルメディア・プラットフォームで、パパのふりをしたプロフィールがいくつかあるようなので、今日は彼に代わって投稿しています。これらの詐欺師をプラットフォームに報告し、ブロックしてください。バリー・ギブのFacebook公式アカウントはここだけです。これで事態が少しでも明確になることを願っています」
ワンダが偽ギブにスティーヴンのメッセージのスクリーンショットを送り、なぜこのアカウントが嘘をついていたのかと尋ねると、偽ギブはこう答えました。
「愛しい人、疑心暗鬼は人間関係を壊すよ」
Catfishedのエピソードによると、ワンダはその後、連絡を取っていたすべての偽アカウントをブロックし、銀行情報も変更したという。